あんなでも案外でかい猫の口俺の拳をがぶりと噛る
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温かくなってしまうよ 迷惑な君の煙草の匂いなんかで
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カイロより缶コーヒーより暖炉より微笑むきみの手があたたかい
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紺碧に飛び込めばぼくはこの星のどこかの鯨と繋がっている
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今日もまた生命いのちと時間換金す こちらのレートあってますかね?
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西からの陽光受けつ降る雨の粒ひとつずつ輝き持てる
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ふわふわの青いまくらに身を預け ねこはねむれり 至福の寝姿
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ほんとうに私でいいの? 金ないし 休日なんて寝てるばっかよ
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信じてる 納豆ご飯食べれたらもっと大人になれるんだって
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子どもらのはしゃぐ姿の懐かしきショッピングモールを夫婦ふたりで歩く
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日曜のドトールに集うそれぞれの家族のかたちイキテルカタチ
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「クーポンに来店ポイント・ルーレット」ヤマダのレジはお祭りのごと
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久々の下り電車で、都心より空いてる駅近銭湯♨️でまったり、いい湯だな❣️
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揚げたてのコロッケ焼き鮭お刺身の 千円ランチで家族の絆
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走る女性ひと四十二.一九五 あなたは風より風になりたり
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待ち合わせ 君を見つけて 立ち止まり インカメ見つめて ゆるむ口元
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女子マラソン 女神は風の馬に乗り ゴールのパリに鞭振り下ろす
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クレームを聞き流して考える四畳一間と海の面積
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君が今ひとりでいるのはロスジェネのせいじゃないよと言われ納得
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水道の水が刺すよにつめたくて そんな気温でもないはずなのに
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使ってない花瓶に花を生けたとき生まれた時間がとても優しい
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人はみな心の裡にほとけあり無明むみょうの道をてらすともしび
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我が身恥ず 送別会の 周囲見て 我思う身に 未だなり得ず
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大寒の 婚礼挙げる 二人かな 帝国ホテルの きざはしで写し
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友人の家族写真の年賀状 笑顔で見れる自分でいたい
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沢瀉の 御大二人の 御影見て えにし感ずる 我が身が居たり
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行く当ても なくさまよった 僕たちは お寿司をほおばる こぼれる二粒
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善人の言葉の棘がささる時 来る朝だけが良薬と知る
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物思い ある夜はお湯に囚われて 冷めていくのに出られぬ湯船
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あめつちを におほひける厚雲あつくもの 狹閒はさまをとほす冬の鈍影にびかげ
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