難しい「なかなか」上手くいかないの「なかなか」がかなりの「なかなか」だ
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今の夢、最悪だった、サメも出た。それでもグッドモーニングジャパン。
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なあ、さくら 君がローラースケートで風を切る音、今もあざやか
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人類がのさばる限り終わらないシットコム僕はビスを演じる
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そうでいて いついつまでもいつまでも 手さえ振らずにまたねと言って
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ああこれはCPUを焼いちゃったときのあれれにとても似ている
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はじめての 日曜歯医者 代診で わかいこえきき 帰りに尊顔
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みそひとは 漢字だったら コマンドで 熟語サブルーチンコール 係結びはループです
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「休日は映画を観たり」のたりのあと知らないままでいたい一月
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よし尻尾ひっこぬいたら一日の始まりだよと携帯おこす
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川の辺の岩に腰掛け川見ればカラカラカラと寒風が吹く
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見渡せば山は茶色く枯れ果ててタバコ一本吸い終わりたり
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それぞれの人がそれぞれそれぞれに思い思いにそれぞれにす
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椿の葉冬日に光りその脇にイヌツゲの葉まあるく添いたり
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とりあえず走ってみるよ孤独とか優しさだとか考えながら
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はじめての恋だろうなんて笑うならこれを最後の恋にするから
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ヘイトとは悪いことだと知りつつも嘲りだけがただ憎い俺
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雪のうちに烟立たずは小野の山人すみ釜と知られざらまし
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もういなくなったわたしのかみさまがいいね欄で笑ってる ずっと
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ざりがにに挟まれたのは薬指いたくねえよと強がつて夏
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こんな詩すぐに忘れていいよでも忘れるまでは僕を愛して
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灼熱は信号線も焼き尽くし根性だろな操作できてた
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たぶん居てほしいのだろと見えたのでいてみて功徳積むことにする
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きみあてに うたよむうちに 汁の冷め 卒業前に どこかせいてて
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きみの目にたまる夕日のほろほろとこぼれぬやうにつなぐ手のひら
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公園にけふの一日のかたむきて子の手のひらのすくふ夕焼け
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災厄の起きるときには居合わせてなにかせざるをえないバグある
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意志をもつ我らは各自悩みつつ同じゴミ捨て場へ行き着いた
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眠れない夜に会いたい今すぐに 靴も脱ぎ捨て駆け出していい?
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甘いもの好きですなんて微笑んだ君の鼻先ついたクリーム
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