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まだらぼけ おいなりたべて 「おいしいなぁ」 なんかよかった きょういちにちが
20
顔面に覆い被さる墓土
(
はかつち
)
の息苦しさをふと思い出す
5
お箸から 転がり落ちる エビフライ 蟻の世界に 花びらが舞う
4
自販機が いつも吐き出す 500円 週3くらいで 訪れてほしい
2
見にゆきし 緋寒桜の LINEくる ベッドの上から 感謝を
返信
(
おく
)
る
11
晴れ間には軽やかに舞う春の雪海のない街にも凪はある
14
蕗の薹
薄黄緑
(
うすきみどり
)
の 衣着て 吾を待つかな 如月の空
15
丁寧な 仕事の出来は 心打つ 手抜きせぬ技 病棟の朝
16
同期会五十余年の時
止
(
や
)
んで「女の子たち」の語らいはつづく
13
散る散る桜 川面落つ 輪廻転生 咲き溢れ
3
父を乗せ 車椅子押す 喜びよ デートみたいな 親
(
ちか
)
しさ満ちて
11
温かな
常緑
(
みどり
)
の
懐
(
ふところ
)
抱
(
いだ
)
かれて鳥は囀る夕暮れの歌
13
人の名が肝心なとき出てこない これもしかしてアレなのだろか
14
子育てが毎日放つ新しさ 集中したいどんなことにも
12
友Aに 言われて気付く Bの良さ こんな仲間に 限りない感謝
11
ズボン履き女子高生が車座で井戸端会議冬の木洩れ日
9
意思表示避け委ね合い膠着す 保たれる和は滑稽の域
10
あのガムの絵柄を馘になってから雪原よりも白い経歴
3
教室のパースはいつも静謐にジュブナイルを舞台装置に
4
晴れた朝寒かったんだ寝相もそう放射冷却出すウルトラマン
9
恋しくない歳下男子を待つ事は「ビミョー」ってちょうど便利なことば
13
思うより あなたは強い その歌詞に 救われた日が どれ程あったか
21
言霊が 光を放ち 灯すよう 鏡を磨き 心を磨く
16
わがときは 多段ロケット 七十段 よくぼう あいや きぼうおち ペイロードのこる いのちのゆらぎ
9
デコポンのポコっとなったとこ可愛い 甘酸っぱいね もうすぐ春だね
16
かーてんを あいするねこがくるまって 日向ぼっこはできているかな
13
月命日
今際
(
いまわ
)
の
際
(
きわ
)
の
眼
(
まなこ
)
想う 何言おうとしたの? 夢で教えて
13
猫が乗り回る姿浮かびおりロボット掃除機ラジオで聴きて
8
朝七時 暗い部屋の窓の端に 差し込む朝陽 煌めく畳
4
楠の 冬芽と踊る雪の粒 私の傘の 上でも踊る
6
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