増えすぎたヒトは恐れるAIに振り分けられて海に還った
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獣害のニュース流れていつからか弱い人間偉くなったの
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胎内の海から生まれ重力に逆らい二本の足で地を踏む
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怖がりはおそれることでしか どうも動けず やれやれ ああ まいったな
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大丈夫きっとだいじ大丈夫か?明後日ストック間に合うだろう
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足怪我し何にも気にせず立っている大丈夫かな?大丈夫だろ
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今日もまた布団の中で日がくれて眠前追加で二錠呑み込む
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今君を 抱きしめている このときを これから先も 重ねていこう
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逢いたくて 逢えない夜は 空みあげ 愛してるよと そっと呟く
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感情と いう飲み物に 気をつけて 悪酔いしたら 後悔するわ
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幾何の   微 嘘な小 を   初期値   と   し 宙は回 宇 る よる回
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幾何いくばくの微小な嘘を初期値とし回る回るよ宇宙は回る
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練習の為にやってきましたぜこれから仕事よーく眠った
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額皿をヴァイナル盤に持ち替えてDJ KIKUはフロアを沸かす
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風の巻く野火の呑みこむ街揺れて灰に固まる泪のかたち
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野火の禍に冴ゆる雨と気おくりたし風よ鎮まれ安らぎたまへ
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狂ひつつあるあをき星の風の群れ楽園Paradiseを消す 神のご加護をGod bless you
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散歩道 笑顔で交わす おはようと だけど知らない あなたの名前
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もういいよ 偽り笑顔 見たくない フラれてあげる これでおしまい
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老いたって 私は女 変わらない トキメキや恋 していたいもの
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刻々と時間は過ぎる 締め切りが来る 追い込んでいくオレ自身
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藍いろの闇のなかにて星ぼしとなりてゐる若き人びと見あぐ
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薬禍とか人間禍とかさまざまなる禍をめぐらせて星を数ふる
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白きなる影の降り積む冬の日にことのはもただ白く降り積む
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ああ そうか 全部見切っているはずと 思うオレこそ罠だったのか
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轟々と水をかけても煌々と際限もなく君が燃える夢
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だいだいの絵の具搾りてそのままに見せびらかしの彩り秋は
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スカートを めくって逃げた 犯人は 姿見えない 透明な風
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真っ先に 頭に浮かぶ 君のこと やっぱり俺は 大好きなんだ
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僕だけの 小さな世界 机には 思い迷いが 埋め尽くしてる
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