秋の夕空穿つ電波塔、街で誰かが誰かに糸電話してる
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何もない部屋は何もかもがある部屋、窓を開ければ世界が部屋の中
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お別れの 最後のキスが こんなにも 優しいなんて 皮肉なものね✨
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人生は 人それぞれに 違うもの 歩く歩幅も 歩く速度も🚶‍♀️
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星よりも大きな鯨が現れて私の跡ごと飲み込んで欲しい
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二十六話の秋の日の文化祭涙が出たよGod knows...
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栗ぼっちどんぐり集め秋香るクリスマスには貴女と一緒
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読書だねそう言う君は綺麗だね紅いリップで秋だと気付いた
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待ち時間苦痛はあれど胃薬を飲めば秋風そよぐ夜かな
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神様が気に入ったからあのひとは雲の向こうへ連れて行かれた
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毎日のノルマをこなす死神を誰も責めないやさしい世界
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この本は読むと狂ってしまうけどこの国の人みんな読んでる
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きみが寝るときだけ宇宙は消えておりそらのあるべきところにはくう
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松茸蜜柑の味を夢想するメールの中でもぐもぐ絵文字
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カンニング仮眠をとったら即終了松茸の字に腹すかしつつ
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牡蠣醤油天ぷらの上ふりそそぐ白い食卓ハレ晴レユカイ
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紅葉落つゴリラのバナナ横取るよ動物園で戦争戦争
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サリンジャー長ったらしい会話劇秋晴れの日の読書中毒
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美味しいよその一言で救われた大袈裟だけど生きてて良かった
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青ばかり部屋の中は悲しみに変わりつつ包まれている
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君の胸 刺さった花を 抜きますか? それとも水を注いでもいい?
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忘れるとない事にするエゴイズム事実は変わらず一人で見つめる
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言い出せない はやる気持ちだけ 先走る 言い辛い事 失敗した事
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空飛ぶ艇の群像劇が歯ブラシを持つ手に宿ることがある
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階段をおりる前に踏む半歩ぎこちない空は何色ですか
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煩わしい雑音ばかりのこんな世じゃ 死人の言葉など届かない
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夏過ぎて 生き延びてまた 思い出す 寒い季節はだいたい死にたい
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大学の単位も落とせない僕に落とせる女性いるはずがない
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傘を置くスッと冬毛の猫が入ってく 秋雨給餌の夜
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真夜中にひょっこりと見てはにっこりと なんて流れがはやいのだろう
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