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夜を呑み黒を湛えてそぞろ歩く明日もきっと雨は降らない
1
鞭の根がゆっくり回り先端で撃たれるように痛い恋話
2
おれだけが過去形として耳にする誰と誰々の恋の
経緯
(
いきさつ
)
5
真夜中のズタズタの心に沁み入る僕の右手にいる山羊の歌
1
生きるだけで開いていく傷口にイヤホン挿して輸血する夜
5
セミにまで死ねと言われているような暑さが木から降ってきている
1
理解より破壊がはるかに簡単にできる世界で出会う不幸よ
1
もう二度と戻れはしない時の海今この瞬間を群れなす魚
3
君の言う「校歌はちゃんと歌いなさい」ってビブラートまで含んでる?
1
すきです、はきこえないふりしたままで混じりあわないふたりでいよう
1
癒
(
い
)
えかけた 僕の心の 傷は開き 吹き出すもので 失血寸前
2
秋を染め 冬に散った
椛場
(
もみじば
)
に 緑が
映
(
は
)
えて 君を思い出す
3
遊ぶ子もなく夏の日に晒されてオブジェとなったパイプの遊具
7
君は僕だけを自転車の後ろに乗せて共犯者にしてくれる
3
「『きれい』ってつまりどういうことですか」 君がそうして尋ねることかな
1
青臭い春の記憶を置いてきた 海が見えてた花盛りの町
3
くたくたの毎晩抱いてるぬいぐるみ 店にいるよりずっと死に近い
0
「この田には二人少女が沈みける」蛙低く鳴く候に水敷く
0
鍵忘れ スマートロックがあるからと 安心してたらツーロック
0
青いキャンバスにひこうき雲が八方に進んで滲む窓枠のなか
3
探査機が超新星の呆気ないおわりに「あっ」と声を漏らした
6
忘れるな 言葉は私が発しても意味を生むのは私ではない
0
踏み越えた先に未来はない『しろい線の内側でお待ちください』
2
「復興五輪」などと言う口閉じやがれ 嘘ばかりついて見捨てたくせに
1
七月は暑かったなぁとカレンダーめくると本気の夏が待ってた
2
横向けば過ぎたる日々のひとときの送りを許す風に祈りし
2
うそのない唸る獣の声ききて階段くだる四本脚の
1
あいになる鳴らない鈴の藍になるしずかなひとのあいに答える
2
玄関の傘の隣に立ててある同じくらいに真っ直ぐな葱
3
思い出はひとりぼっちのこんぺいとう こっそり甘い、甘いはずなの
2
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