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短歌詠む 才能ないのに また詠む この短歌自体 才能ない証
5
無かったね残念だったね自分へと同じため息付く人へにも /歌壇の朝に
10
古希すぎて
角
(
かど
)
取れ丸くなり損ねトゲトゲ
角
(
つの
)
のウイルスに似て
14
推しメンのワンマンライブがある街へオッカケの
妻
(
つま
)
付帯する
夫
(
つま
)
11
遅延にて 見知らぬ一駅 歩いてみる 詩的な期待も 日差しで消沈
8
思春期の娘か父をとほざけて寝起きのわるい下は四歳
7
独身の友の誘いは悪魔的ことわってする妄想は
無料
(
ただ
)
5
朝一の事務所はいれば正体がつぎつぎばれる白衣作業者
5
若者が 切々と詠む 平和の詩 目を閉じ思ふ
吾
(
あ
)
に出来ること/ 沖縄慰霊の日
25
かきこもり日射しも見えでほどふればいとどこの世を
卯花腐
(
うのはなくたし
)
5
穴空きし
スニーカー
(
靴
)
「まだ履ける」
息子
(
キミ
)
が言う 「ごめん」の代わりに 頭わしわし
10
来た道と これからの道 長々と 普通選挙 今日で百年
6
禁酒して脳がきれいになったなら魔法が切れてここは地獄か
6
日々起こる身体の不調見つけてはストレスのせいならいいのに、と
5
顔を伏せ手を握りしめ眠る人夢の中でも休めないのか
10
毎日が明日の準備に使われる生まれた日から決まってた今日
5
呼び方を変えることから始めよう 例:低気圧
→
(
から
)
地獄 とか。
4
爆音で 駅のホームに響き出す いつかのアラーム 忘れた頃に
5
花の名前を指折り数えるきみの手が止まる瞬間春が戸を叩く
8
繰り返し歌うよきみと出会った時のこと 花は渡せば枯れてしまうから
10
あせも止め 吾子の体に塗る薬 小さな小さな背中を撫でる
44
優しさは循環してる君がもし受け取ったなら君がしたこと
12
雨あがる小花を散らしアジサイは 準備
万端
(
オッケー
)
暑くなるぞと
11
この箱でいつも溺れているんです 終身刑って聞いてないです
5
死の充ちる車内に夜霧が流れ込み 「海の匂いだ」まだ生きている
7
朝が来る「薄キ瞼ハ陥落セリ」永遠に繰り返される暴力
5
「等」というその一文字に込められた面倒くささに絶望する等
4
飲んじゃって。楽しんじゃって。今だけは。今日もガザの子の腕がちぎれる
4
梅酒つけ落ちた砂糖に招かざる蟻ぞろぞろと
宴
(
うたげ
)
に集う
18
かけがえがない部品ばかりだが壊れ続ける欠陥品
4
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