凄腕のピンチヒッター天国へ 希望見い出す代打ホームラン
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ケーキでもチョコレートでも埋まらない 心に空いたドーナッツの穴
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04れいコンマよん秒早く塗り始め高鳴りの乗るカラオケテロップ
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気がつけば失効していた免許証 知らないうちに死ぬのかな
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大切に取っておいたのこのマフラー いつか死ぬならそろそろ使おう
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ここ港 流れ着くのは死体ことばたち 46しじゅうろく字のためがアネクメーネ
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死ぬまでにやりたいことの箇条書き 十年経ってもみっつもできず
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夢想中 積もりに積もる ことばたち 可燃のゴミに出せるわけ無く。
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今もなお二月のままのカレンダー 明日には僕も死体かな
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ねえあなた。わたしが蜂に成ったなら ハニーポットはあなたで満たすわ
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雪化粧 美人さんだね雪うさぎ 明日の昼には姿を消してる
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遠くとも、インターネットのおかげです。心に積もることばたち
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花散りて人も稀なるみ吉野の日暮れもの憂き鳥の一声
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紙の目は確かにあると縦長に破つて捨てる四六半裁
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ダメ人間 早く辞めたい不完全 無くさなくちゃ、ね固定観念
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月並みの 言葉を述べて笑むあなた あなたは恒星わたしは衛星
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新興の商業通りヘルメット被りて渡る子らを見送り
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剃り残し髭も気になり花びらを踏んで乗り込む値上げ交渉
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売り物にならぬ言葉を撒き歩く、インターネット無人街より。
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「これいいやん」母のラインに にんまりと レターパックにてカットソー一枚
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指切りをした娘再会より出会いたい初恋がいい古希なのに
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「きみにしか 頼めないこと、なんだけど。人を埋めるの手伝ってほしい」
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もうじきに雨がひたすら降るであろう だれの傘にもみんなひとしく
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自転車で駆け抜けていく 世界じゅうのきらめきと春を胸に抱いて
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雪どけ後 砂ぼこり舞う 強風に 手こずりつつも 春を感じる
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陽だまりに猫が二匹で若草の布団の上で春をよろこぶ
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花曇り ぬるい温度の風を切る 水たまりには桜の名残
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咲く前も咲いてる時も散る時も 見ていて欲しい 桜のように
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桜舞う文学部前の坂道を花びらのごと駆け降りるひと
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「まだ早い」そう言われて逝くあの人の 笑顔が脳裏に焼き付いている
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