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死ぬまでにやりたいことの箇条書き 十年経ってもみっつもできず
8
夢想中 積もりに積もる ことばたち 可燃のゴミに出せるわけ無く。
11
今もなお二月のままのカレンダー 明日には僕も死体かな
3
ねえあなた。わたしが蜂に成ったなら ハニーポットはあなたで満たすわ
8
雪化粧 美人さんだね雪うさぎ 明日の昼には姿を消してる
6
遠くとも、インターネットのおかげです。心に積もることばたち
11
花散りて人も稀なるみ吉野の日暮れもの憂き鳥の一声
8
紙の目は確かにあると縦長に破つて捨てる四六半裁
8
ダメ人間 早く辞めたい不完全 無くさなくちゃ、ね固定観念
8
月並みの 言葉を述べて笑むあなた あなたは恒星わたしは衛星
6
新興の商業通りヘルメット被りて渡る子らを見送り
7
剃り残し髭も気になり花びらを踏んで乗り込む値上げ交渉
4
売り物にならぬ言葉を撒き歩く、インターネット無人街より。
8
「これいいやん」母のラインに にんまりと レターパックにてカットソー一枚
11
指切りをした娘再会より出会いたい初恋がいい古希なのに
5
「きみにしか 頼めないこと、なんだけど。人を埋めるの手伝ってほしい」
4
もうじきに雨がひたすら降るであろう だれの傘にもみんなひとしく
10
自転車で駆け抜けていく 世界じゅうのきらめきと春を胸に抱いて
6
雪どけ後 砂ぼこり舞う 強風に 手こずりつつも 春を感じる
14
陽だまりに猫が二匹で若草の布団の上で春をよろこぶ
15
花曇り ぬるい温度の風を切る 水たまりには桜の名残
10
咲く前も咲いてる時も散る時も 見ていて欲しい 桜のように
12
桜舞う文学部前の坂道を花びらのごと駆け降りる
君
(
ひと
)
14
「まだ早い」そう言われて逝くあの人の 笑顔が脳裏に焼き付いている
9
みっつだけto do listに線を引く 残りをこなす日はいつだろう
5
今なのだ 預金通帳握りしめ 生きてるうちに買っておくのだ
3
みっつだけto do listは打ち消され 残りをこなす日はいつだろう
4
今だけよこんな気持ちでいれるのは 明日にはきっと棺桶の中
3
十八の右手に輝く合格証 君の未来は凡庸だったよ
3
いざ我も
頭
(
かしら
)
の雪をそれと見て桜の盛り浮かれ暮らさむ
4
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