ごくたまに置かれる サッポロクラシック 条件反射で即カゴに入れ
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さとす なにをとむかつき いや待てよ 暫時待てよと そっとわれを脱ぐ
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冷蔵庫 かき集めた残り物が お好み焼きを作れと言ってる
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そぎ落とし 三十一みそひと文字も 余しぎみ 端的でいい つぶやきでいい
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猫魔離宮を最終目的地に据えて 過去を忘れた恋をしようよ
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若き日の妻が被った麦わらを 息子に持たせ見送る駅舎
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部屋の隅 体育座りで書いた詩は こぼしたワインのシミのよう
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ようやっとらしくなるかの彼岸入り手拭てぬぐいの暖簾のれん茄子なす色にする
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タヌ猫はヘルパーさんにも懐きおり ケアマネさんにもかわいがられて
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和束わづかの山 手入れ届きて美しく列をなす杉 天を目指す
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嬉しきは ハンドルネームしか知らぬ 短歌うたうしろにあなたが見えて
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記念写真のように 花をそろえて 茎をきる エミリーわらって
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敬老の 祝いの品を 配りゆく コロナまた増え 式典中止
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「捕えた」と思った時に言霊は光を失せて蛍のように
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鏡見て、己の老顔、まじまじと、シワとたるみに、刻んだ歩み
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それでもね、生きてく事は、素晴らしい、人生自体が、冒険だから
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ここ先の生き方思い、考える、不安と恐怖に、押し潰されそう
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時々に、思う 人生振り返り、己の生き方、正しさを問う
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目がさえて 朝散歩出れば秋の風 深く吸い込み 足取り軽く
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母と寝る タヌ猫と寝る 川の字で そして真ん中のタヌ猫がぷー(苦笑)
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丑三つ時 常夜灯ついてて怖くない それに実家の守護霊は長女猫あのこ
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好きでした 区切りをつけた 恋心 額縁に入れて 思い出となる
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ツキが無ェ、月も無ェって言いたかったのにそんなに眩しく照らしてくるな
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真夜中の信号を無視できぬのは前世で神に絆されたから
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一番星 煌めくあなた ひっそりと 見上げて今日も おやすみなさい
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面影を 追いかけてみては 見つからない あの日見つめた 優しい笑みを
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真っ先に退化するのは左手の薬指あるいは尾骶骨
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眠れない 夜にはきっと あなたがいる 優しい光が 私を包む
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眠っても眠らなくても朝は来る遠い故郷の稲穂色づく
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