遠き日の白き浜辺を夢見れば鴎の歌は目覚まし時計 
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尋ねごと此処にはあらじ電脳の網代を手繰れいまひとたびは
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前を見ているはずだった 気づかないうちにずっと、きみを見ていた
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道邊みちのへの 黃葉もみ銀杏いちやうむ先に 朝影のさし黃金こがねかがやく
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ひまわりはいいな自分の向いているべき方向を迷わないから
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冬立てる 朝明あさけの空のり色は 限りも知らぬ染織せんしよくなりけり
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其上そのかみを 思ひづらむありありと 夾算けふさんのさす册子さうしひらかば
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窓際で 夜明け眺めるねこたちよ 初日の出とか 見られそうだね
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水底みなそこに あくたと積もる紅葉もみぢはの 八千代をりて大地おほつちとなる
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アルミ缶背負う男の背中には おもーい過去もかいま見えたり
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願望とリスクをはかりにかけたまま今夜も僕は夢を見るのだ
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脱毛のために全身剃毛をしたが見せるのはお姉さんだけ
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見た目なら大人っぽくは見えるけど喋ると見えないって悪口
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中庭でキリンを飼うと公約に掲げる候補者が居たらしい
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君はいつ彼氏作るのと聞かれても そんなの分からないじゃん じゃんね
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嫉妬など真の愛では無い事を結んだ弓の弦を切らせて
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我が身から溢れるほどに生きている燦としている今なら私
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もうすぐで誕生日だと伝えたら まだまだでしょって 覚えてるんだ
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できること どんどん増えた いつからか できないことが どんどん増えた
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キラキラと光輝く子供のめ  失うことは大人の宿命
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ホルモンを抑えた人は私とは違う生き物なのか そうかな
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緊張で味が何にも分からない フルーツビール美味しそうだね
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長々と連ねる言の葉大好きで 君に送った長文の山
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一組を吹いてみたいと思うけど きらきら星さえままならぬ僕
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メール読み熱量の差を思い知る それでも私は素直に伝える
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こんなのは自分じゃないと思ってもほんとのぼくを思い出せない
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あのゲートどうしてこの手の建物だけにそこはスルーだ自動ブレーキ
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ガラスペン 書くあてもなく 見入る夜 インクの蓋は 開かないままで
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写真撮る指をすべらせ録画五秒力が抜けた君はきれいで
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明けだした東の空が背中押す今日のプレゼンきっと成功
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