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ゆるり照る 打ちひしがれて 風に凪ぎ
ほのかに薫る 夢への旅路
3
お湯張りの設定温度一度下げ今日の疲れをゆるゆる溶かす
20
偉そうな大人を茶化し怒らせて 自分の居場所確かめていた
2
ズルズルとおおきな音をたてながら ラーメンすする彼女に惚れる
7
俺のこと興味ないふりしてるけど 夜が明けるまで着いてくる月
6
ばっかじゃないなにやってんのつかえない ずっと彼女に言われていたい
2
嫌味でもジョークでもなくただ他人を 傷つけるための言葉を選ぶ
3
現実を 受け入れること 叶わずに キミの
言葉
(
こえ
)
さえ 耳塞ぎたい。
11
短歌
(
うた
)
を詠み 君にキモいと思われど 吐くとこなくて 吐きくだしてる
12
窓ガラス拭けば明るい心地へとようやく歩き出す昼さがり
9
食卓にかすみ草など飾りつつ終わった恋は残さずに食む
8
キシリトールガムで再生するわたし、再現不能な過去をかかえて
9
同伴の 順番待ちと言われては 序列が墜ちて 並ぶ最後尾
7
春過ぎて 雲に漕ぎ出づ 上弦の月など食べる 獅子とならまし
16
週末の家族の出来事話してる貴方の笑顔を遠くで見てる
7
『生殖を前提とした粘膜の交接に限り保証対象』
5
水原はなぜ大谷に賭けなかったのか 敗因はただそれだけ
8
イベントを 走る走る 俺たちは 推しが欲しいしダイヤは惜しい
4
「ぬくもりが恋しい 今夜会いに来て」 言えない 私、強がりだから
9
春キャベツ棚から消え失せふと世の中に親しみを覚える
3
死んだくらいで泣くようなやつだと思ってなかったわ 泣かせんなよ
3
夏色のかたばみの花悠々と古参の鉢で借り暮らしかな
12
気がつけばいつも段取り組んでいる土日忙し宴会部長
7
終わりなど想像するなお前の命は病に負けたりしない
(
あのひとを殺すつもりなら世界ごと終わると思えすべてを恨む
)
5
蛇口からお水飲むねこ 理由あるよ ながれるおみずが いちばんしんせん
14
あなたとふたりで見た月が
1
番きれいだったよ ずっと、それだけ。
6
老犬のお尻吊り上げ散歩するリハビリ毎日 私は筋トレ
13
大木の 折れた枝先 眺め呟く あたなもここで ずっと頑張っているんだね
4
恋の歌私は書けない そう言って ほんとはたぶん照れていただけ
7
この地から 去りたくはない 心地よさ 二人三脚 もう一踏ん張り
7
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