重ね合うきみと僕との唇が軽蔑してたこれが因果か
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「あたしたち、いままでいくつうそつけた?」絵空事言うオトナのために
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いつまでも呼ばれないから今もまだ迷子のフリして好きにしてる
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あまりにも綺麗に並ぶものだから鑑賞してる彼の言い訳
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天国は花が枯れないところです代わり映えないつまらぬところ
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願い事吹き消すようにこの命ふっとやさしく消えますように
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カルピスを飲み干した後みたいなの。きみと過ごしたあの夏の夜。
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もみぢ葉はひと雨ごとに薄きより濃き吐息にて色を深めぬ
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薄黄より橙をへて深紅へと律をとほりてあやめ紅葉づる
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枯野へとうつろふ色に音は無くいつしか白き果ての眠りへ
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戦争も平和も知らぬおさなごが喰らうマシュマロぱくぱく甘く
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一言が君を傷つけちゃうからさ何も語らず寄り添うだけで
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君のこと諦めきれず苦しくてそれでもやはり君が好きです
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遂に出た借の宿りの軒先に黒き素早き汚きヤバき
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常連のあの方今日は載ってない落選したりもするのだろうか
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深夜二時ノイズ混じりの哀愁とだれもしらない映画を見てる
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君のこと明日のことも投げ出した 夢なんてない雨のせいだよ
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栄養はセイコーマートで取っている 道産ふきの煮物が好み
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水槽の魚はきつとみづからの姿を知らずからふるにある
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黄と青の縞模様にて人の目を操りてゐる魚の水泡みなわ
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光りつつかたちを変ふるうたかたをしき魚はいちづに追ひぬ
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白光るうたかたと浮く魚たち硝子のなかの向かふへつづく
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三度目の火星探査を切り上げて渋々はさむ カフェのレシート
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空をゆく鯨の腹は悠々と朝の五分を見おろして行く
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増してゆく紫式部の実の色に小さな花のころ思ふ朝
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もう君と会話を交わすこともなくただ君の姿を見つめてる
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枕から小さな声が聞こえます眠る前にはさよならも言う
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才能がある頭がいいそういった人ではなくてきゅうりなのです
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ジョン・レノン殺された日がバースデーだからください冬の銃弾
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晴れた日にレインコートの女の子慌てて走るフジロック
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