Utakata
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OIRO
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初心者です。オタクの女
気がついたら底がなかったってわけ、君の匂いでぬかるむ布団
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シュトレンを包む砂糖に爪かける彼の地の雪も甘いといいね
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あたためられた床と溶け合う 地球の裏側ご機嫌いかが
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炭酸泉に素足を浸し祈る 薄膜よ、我を守り給え
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ほくろとかシミとか、数えると増えるよ じゃあ幸せも? ひいふうみ
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色と匂いのついた湯のなかにて 飛び石ならではの疲れを癒やし
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水筒から立ち上る湯気
=
(
イコール
)
外で感じる家の気配
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「もう負けねーし」という君の雪を踏む爪先から星くず
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来年の自分に期待しすぎじゃない?日記売り場で独り言
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山吹色のバンダナ巻いて北風に耐える山々があって
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お気に入りのブラウスの下 悲しんでいるリボンみたいな掻き傷
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使って良かったもののうち 教えたいものも教えたくないものも
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買ったばかりのものがセールに それって見る目あるよね、ある意味
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きいんと冷えた月光の下に 丸くなる君の体温だけがあった
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彫刻みたいな君の背中の凹みで足湯をしたい冬
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「時間外労働はクソです」そう云う君を夢の中でまなざす
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散る花みたいに泣く君の隣で私は、はらはらはら
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もう五年目のスタメン 冬の部屋着 袖の足りぬジャージ
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スルーされた「やめて」を握り生きていく 耐えられる 大人だから
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改札を出る手前で指を解く こんな女に育ちました
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君のくちの中をころがる飴になり やがて砕かれ ジ・エンド
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寒くなったので、君を思い出しました。そんなこと言われたって さあ
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吐く息とともに漏れる「めんどくさ〜」朝練へゆく午前五時
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