ずぶ濡れの私をチャリで抜かしてく「ガンバレよ」って君もずぶ濡れ
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「なぜ? なぜ?」と 問うても策は 何もなし 生老病死 道は険しき
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内縁に指輪を渡す冬の月無数の星に無限の誓い
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きらいだとフリック入力き、いだと なんか全部がどうでもいいや
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風を立て過ぎ去っていく影をいまは平行線から見つめるだけ
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泣き叫び親から離れた幼子おさなごは 5分後ケロッとひらがな読んでる
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朝鮮人を「五十五銭」で迫害せし大震災時の狂気の慚愧
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寂しさをちぎって伸ばして封をして やけに貼り付く餃子の記憶
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なきあとののこる目尻とその頬のやわさいとしさ ことばにならぬ
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魚の皮を剥いだオーロラの美しさをチゲ鍋で知るなんて
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目の前で 電車の異音 立往生 北風刺して 急ぎ駅出る
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神さまはきっとあのひとそこのひと わたし以外はみなひとでなし
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年末も近づき特番多くなり どれかはうっかり見逃しそうで
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友人が送ってくれるシュトーレン 昨年もいただきダントツ美味なる
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遠い君最近教えてくれた曲どうせ二人で聴いてたんでしょ?
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若き頃 こんな老後を 知らなんだ 生き延びるとは 年老いるとは
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65 職安通い 幸せか 枯葉が揺れる 暖冬の暮
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年の瀬に 職安通い 暖冬の 風が嬉しや 涙も出ない
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美しい 心を持った 人は今 何人ぐらい 幸せなのか
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幸せは 心の中に あるもんだ そんな気持ちに なりたいもんだ
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我思う 金がなんだよ 学歴が 職歴なんか・・・ そう思いたい
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金あらば 死ぬまで楽に いられると 信じる人が かなりいるよう
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啄木と 同じ気持ちに なったのよ 働いたのに 貧乏暮らし
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帰る息子のテールランプを見送りて次の再会指折りており
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65 過ぎれば何か 変るのよ 失業手当も 出ないわけだし
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ばらばらな日常に服を着せること。私が短歌を作るということ。
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職安の アクリル板が 区別する 困った人と 困らない人
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書類ミス出して気がつき慌てるも 役所気付かずそのまんまパス
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花梅の 蕾ふくらむ 冬の日に 甘い苺を お供えにする
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たこ焼きとお好み焼きは飲み物だ 関西人の粉もんあるある
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