人のこと とりこにするのが上手い君  運命さだめと言う名のファム・ファタル
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三温糖まぶした苺の一匙は 記憶の中の母の指から
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息以外何もしないと決めた日に 届いた葉書の片隅に紫陽花
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キズ物の梅をお安い酢に漬けて 夏本番には絶品梅酢
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青梅を洗って拭いて 手のひらに収まる丸さに思わず ふふっ と
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失恋し人に優しくなれるなら今頃私は天使になってる
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ひっそりとグノシエンヌが響く午後 二人のひみつ背徳のサティ 『サティ グノシエンヌ』
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世の憂きに入らむと思ふ深山より泣きても出づる郭公ほととぎすかな
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酔いつぶれ外に出たなら星月夜 我を巻き込み空へと飛ばせ 『ゴッホ 星月夜』
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音楽が 朝日と溶け合い 別風景 新イヤホンする 通勤路
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黄金の衣まといて接吻を 我いだかれて花となりける 『クリムト 接吻』
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真っ先に見せたい対象失って宙ぶらりんの 髪、服、メイク
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鬼滅アニメにて 巣みつ巣みつと言ふもので 今朝の食パン はちみつバター
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ねこたちは 地震速報 魂消たまげすぎ 5時間経っても腰が引けてる
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「夏ってさ、とにかくなんかエモいよね」 灼熱に夕立 君とあたし
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赤緑青紫に変化する喜怒哀楽のような紫陽花
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「来年も集まろうね」と 砂浜に消えないように残す足跡
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体育館 響く雄叫び こぶし挙げ 無双モードで還る学生時代あの頃
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復興はいくばくとせる能登の地に地震いの朝5ヶも経ちて
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一ヶ月ごとに感情的になる他責思考の第一人者
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「みんなとは肩を並べて生きなくちゃ」そう思わせる‪︎︎「普通」の魔力
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ああ寝そう その状態に 気づいたら あと2時間は このままなんだ
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自覚もなく自信もないまま大人という段階飛ばしてシニアへ向かう
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紫陽花のリースが写るカレンダー 先を走って追いつけなくて
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ダイアモンド☆ユカイの歌と意味重ねそれもいいかな「パパはともだち」
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若い頃戻りたいとは思わない母でゐたいと語る五本目
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お別れの理由は聞かない関係ない 私は勝手にきれいになるよ
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またひとり 朝のパン 新鮮なシワ コーヒーで台無しにして
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早朝の緊急地震速報で目が覚めてあゝまたボツだった
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久しぶり出勤の朝忙しいコロナ以前は毎日だった
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