良いことも良くないことも過去となり 一秒ごとに過去の増えたり
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日溜まりに布団を干してシーツ替え 吾子の家族の笑顔を待つ日
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年越しの蕎麦はおろしと鰹節 少しの緑 葱と山葵も
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年越しのメンツ浮かべて買い物のカートに入れるゴボウ蓮根
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年の暮れ二十二歳を連れてスワロフスキーこれで終りにしようね
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来年は君と浮かれたこの季節過ごせるようにがんばってみる
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さっきまで街はクリスマスしてたのに急に正気に戻らないでよ?
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君の家から帰る朝五時半の空気が顔に刺さっていたい
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君の気になる人は僕じゃないよねでも少しだけ期待しちゃって
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顔が好き言い逃げられて私だけお前のことを意識してるの
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畜生が 私にだって これくらい 唇噛んでも 進まぬ原稿
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運鈍根欠けてるものは何なのか 冬空に光る遠い稲妻
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死ぬ時は お前に看取られたら良いな 詮無いことを 言う歳でもなし
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あなたの手 なんてことない 戯れだ オレにはこの時 この一瞬が全て
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最初から 俺のことだけ 見てる君 そんな君しか 知らないんだよ
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会社での 僕はちっとも 笑ってない 君との時間で 痛む僕の頬
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年の瀬の ドリンクバーの 飲み物は 君といると さざなみがやまない
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ちっぽけなレプリカのモナリザだって秘宝になっちゃうわたしのおへや
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とりあえず全部投げ捨ててしまおう あとは任せた いつかの私
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インソムニア 輝やく世界 インソムニア 灼ける神経 時が溶けていく
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遥かなるギリシアを知る欲が出る 先生あなたは私のアテナ
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君の背でする呼吸が好きだったの。二年前から付かない既読
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シギュンから奪ってみせます絶対に 神話の中の初恋の人
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インスタレーションより君の香水のミルキーの匂いだけ憶えてる
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帰り道変な看板見つけたと 知らせたくなるのは恋ですか
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降り積もる雪の分だけ数センチ上の世界を歩いている
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黒船を知らない君が好きだった 僕が全てを教えるからね
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あの歌の漠然とした「君」という人間にして あなたの中で
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母親はどんな不出来な子供でも叱って終らず逃げ場になりたい
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保護費から小遣いせびる小娘とラインも読まない息子が居ます
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