どんぐりの 背比べしては 安堵する 特別じゃなく 普通でありたい
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人は皆 不幸にすがり 生きている 他人ひとの不幸と 比べて安堵
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気づかない フリをするほど 強くなる 痛みを今日も ムシしてしのぐ
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ばあちゃんが 枕元立ち 妹が案じて来たよ 本厄だからか。
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いまはただ 思ひせつなき 短歌うたばかり また楽しげに 詠む日もくるさ
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くたびれて 湯水の如く 短歌うたを詠み ほんのわずかの ガス抜きとする
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ぼっちじゃない、きりでもないんだ、人生は、心開けば聞こえる 優しさ
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真昼ほど月が綺麗なときはないと涙色に滲む月影
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地下だから隣にいるのに届かない届かないのはラインか心か
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この歌のネタになりそうふわふわと浮かんでは消え浮かんでは消え
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よりもっと見ておけばよかったと思うほど表情が変わる君は素敵
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きたる日を待ち侘びつつももうすでに別れを想って悲しくなると
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京都駅空が近くの庭園にて別れを惜しむ涙の私
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カシャっとシャッター切ればその中の君は微笑み私は涙する
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隣にいる哀しみ込めたため息を吐く君の目に溜まる涙
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いつかまた君のことを泣かせたくて私は今日も手紙を書くの
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弁当やケーキの袋を真っ直ぐに持てない君の愛おしいこと
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しとしとと 雨の降る夜は ものかなし 明日あすは晴れると 分かっていても
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我が事に置き換え見入るドキュメント生活保護を受けぬホームレス
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ああこわい そんな目線の部外者に見向きもせずに立つ歌舞伎町
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十年前私が想像した二十歳とは かけ離れている二十歳児幼稚なわたし
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来世では言葉を持たぬ化け物になりたい僕が詠う明日を
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成績を見るためサイトにログインする 死ぬわけじゃないのに鼓動速くなる
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完璧をよそふ甘さもとろければスプウン伝ひやはくベタつく
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スピッツってなんか入れちゃうね、無意識に君に短歌を読んでほしくて
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包丁でざっくり切った親指の別個の生き物のような脈動
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君がため剥ぐる一粒 指先を染むる色さへ 君は知らねど
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人類は、忘れているのか?悲惨さを、戦争終わらぬ、遠い平和
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家族模様、千差万別、それぞれに、苦労もあれば、喜びもある
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言わないとわからないけど期待してがっかりしてはを繰り返してる
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