離婚した母のご飯を食べに来る二十歳過ぎても子ども食堂
17
深夜にはパンを作るな迷惑だ。そうね、時間は作れる物だ
12
「インスタにこの絵をあげて」と言ってくる 言われる前にあげているなり
8
地元産の日本茶を購入ごくごく飲んで地産地消
7
麻酔が抜けきってない君は言う「見えないけれど月がきれいだ」
9
天才と自ら思い込む事で奇跡のようなアイデアが出る
7
今月は読書すると書籍を沢山買うも全く読めず
6
枕元 スポットライトを一身に集めて乾いたページをめくる
4
届かない 後姿は 陽炎(かぎろひ)の 君の背中を 畏(かしこ)み畏(かしこ)み
17
ガキだなぁ 曇り笑顔の 僕がゐる 羨(うらや)ましくさえ 想(●)ったりもする
16
手放しに 無垢(むく)な笑顔で 話す君 僕は綺麗(キレイ)な 大人ではない
19
心地よい 秋の空気と 彩雲が 私のモヤも 晴れさせるかな
11
ねこたちは おいしい ハロウィン焼きかつお もらってうまうま まんぷくすやすや
12
元通り 畑(はたけ)耕(たがや)し 夏野菜(なつやさい) 取れてた時は もう前の話
7
レキソタン 真暗な部屋で独り飲む 自殺マニュアルの表紙が光る
6
空いっぱいぷかぷか浮かぶ白い雲まるでわたあめ食欲そそる
9
秋野菜スモーク口に含む時、後片付けの花火が過ぎる
8
はなまるのシールリップにつけて持つ 笑顔忘れず 理性を捨てず
10
イヤホンをノイキャンにして街歩き聞こえたほうがいい音もあった
9
生まれた町が嫌いでもいいよね なんてちっぽけな空
6
国道に忘れ去られたプラタナス車もバイクも人も自転車も
10
いつまでも若い気分でいるようね。ところがどっこいもうたそがれよ
8
湯気上る餃子を口より溢(あふ)れさせ涙目の君よ変わらないでいて
8
ハロウィンもパーカーのままが一番不気味な仮装だろとつぶやく
8
肉じゃがを炊き残業の夫(つま)を待つ 秋の夕餉はほんのり昭和
31
米国(アメリカ)と日本が更に近くなる たった一人の野球選手で
16
朝起きて ご飯を食べて 学校へ 帰ってきたら おやすみなさい
9
雨のあと 季節変わりし 落葉増え 空の雲にも かわいい羊
28
ああ、それは差別やなあ さっぱりと怒(いか)ってくれた惣菜売り場
5
二十年前のUSBを開けば二十歳の君が作業着で笑う
9