腹側にSEIKO製とあるのでは毎朝四時に起こしにくる猫
14
毎夜見る 肉の悪夢で目を覚ます 日ごとわたしがけずられていく
8
青春の消費期限は疾うに過ぎゴミ箱の前立ち止まる僕
6
口語文語交互に一つ二つ三(み)つ歌つくりしてなべて破りぬ
6
肌寒く暖を取りたくなりましたシャワーも風呂も節制の頃
17
歌よまむと歩けど何も浮かばなし。雨音聞きても何も浮かばなし。
7
友の子よ、母が昼夜働いて養ってると知っているのか?
17
思ふこと歌にせむとし思へども言葉少なきに辞書引き出でつ
4
歯並びも ミステリアスな雌雄眼も すべていとしく、飽きず眺める
6
14(2)時半に帰り支度を始めてる 秋の夜長に太陽(キミ)は何する?
8
つかめども 蜃気楼の夢の如し 俺はいつからお前を崇めた?
7
やさしいね いえないなあきみにだけは 諦めさせてくれなかったから
4
探してる 救いたがりのきみを殺す この世のどこにもない言葉
5
屈折して ねじ曲がってもただ愚かに すすみつづけるきみは虚像
5
自分には見えない愛に包まれて生きていけると信じて生きる
21
僕たちは闇を裂きつつ、コンビニの光を浴びている、今、ここで
11
車いすマラソン告知見かけると今年も残り少ないと知る
6
読み終えたビジネス書を上司にあげたらとても感謝された
4
妻、われの小さき庭にあから曳(ひ)く朝日ふふみて花櫚(かりん)は黄なり
6
スーパーの寿司コーナーで立ち止まり買おうか迷うカンパチ・ヒラメ
9
年を取り紅茶飲めるようになり店で買うのはアップルティー
6
儚きと 知りつつ灯す 命の火 風に揺れども 消えず燃え立つ
7
ベル型の桐の花咲く五月(さつき)雨に行潦(にはたづみ)はじくふたつ靴音
4
友人と 何気ない会話 楽しくて  何程続くか 日々の青春
6
読書の 秋にのっかり 読み始め 自分につける 読書習慣
3
詠むことで誰かの暗い足元を照らすひかりになれたらいいな
30
医師になる そう決意した 六の年 さぁ叶えるぞと 日々猛勉強
7
貧乏は入浴剤を入れた風呂長湯したくて湯温を下げたよ
5
夕焼けと 目玉焼きとを 見比べて 形が同じで ふっと綻ぶ
6
返信は明けても暮れても届かずに 言葉無いのが貴方(きみ)の答えか
21