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波よせて 遠ざかりて くりかえし 思い出すのは 春の陽のゆめ
0
ごましおをふって食べたい ふるさとでかたまっている 法事の赤飯
0
遠き山 光りふりつむ 青白の すんだ雪は 白き打掛
0
視地平の
南群
(
はいむ
)
る
星
(
ぶし
)
をめじるしに風食む鳥は雲居より去る
2
密室に
出
(
い
)
ずる暴力 その素顔 外側からは決して見えぬ
4
ユーチューブ飽きちゃったしな何かないか何もないよな寝て休もう
1
ああ今日もタイムラインは
殺伐
(
さつばつ
)
としている 僕も
彷徨
(
さまよ
)
っている
6
本日は我が家より出ぬ段取りで連休いみじうも好もし
3
波止に寄す タグの軋みは お互いの労をねぎらう 小さなお喋り
0
四肢を
以
(
も
)
て野をひた走る夜明け前 黒いほどにも青くありたい
6
にゅるっうわっ苗植えもせず水田に踏ん
込
(
ご
)
み足踏み繰り返し夏
0
僕たちの詠む歌は日々消費され
泡
(
あぶく
)
のように
弾
(
はじ
)
けて
雑
(
まざ
)
る
3
死んでいる 僕の心が死んでいる 君の心も死んでいるのか
0
今日はもう何をやってもダメだから DVDでも見て寝ていよう
1
点が線へ線が面へとなるように芽生え続けた君への想い
0
平成が終わってしまうと若い声移ろう話題の一つにすぎずに
2
ふるさとの気配をスッと吸い込んだ 冬の匂いにマフラーを巻く
1
吾輩は猫であるとは言わないが猫でないとも思えないので
3
蔓延れるロマンティックラブイデオロギー恋愛至上主義よ滅びよ
1
禁断の夜中のアイス 当社比で三割増の幸福感です
4
目の前の「めんどくさい」から逃げること 事件前後で いつも
蠢
(
うごめ
)
く
2
鈍色に光る切っ先突き立てる ホールのケーキは一人にゃ多い
2
路地裏に誰が置いたかワンカップ濡れたガラスがきらきら光る
3
「ぼく実はニュージーランド出身です」
寝物語
(
ピロートーク
)
についてみる嘘
0
何にでもなれないしなりたくないし愛してるとか聞きたくないし
4
シューカツ中 面接本番五分前 独りきりだとしみじみ思う
1
おやすみ。16歳の私たち一瞬の永遠をだきとめていた
4
多数決があるなら他の決もほしい 少数決とか乱数決とか
3
キィキィと鳴き声あげるヘンな鳥 吊革あたりに巣があるんだな
3
九相図の女にきみの顔をコラージュしててねむれませんでした
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