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君のペン君の小説君のお茶 僕の部屋には君だけいない
13
忍びよる秋に誘惑されるまま橙色のストールを巻く
8
さらさらと稲穂の揺れる稲刈りは
黄玉
(
トパーズ
)
色の風畦をゆく
12
右腕の二十七個の骨たちを励ましなだめ試験に挑む
5
繊月
(
せんげつ
)
の
刃
(
やいば
)
の先にぶら下がりそこから何が見えるというの
1
「監視されている」と「見守られている」の重なるあたりに移り住む人
0
あの人の唇がまだ眼の裏にあるから今日も眠れずにいる
3
燃えるもの燃えて全てを忘れるのいつかの写真焚き火に焚べる
0
朝焼けが来れば僕らは気がふれる破れた履歴書花束にして
1
束の間の 幸せ追えば 付いてくる 空白の時 満たされぬまま
0
永遠の 幸せ以外 幸せと 呼べる価値なし 悲しい遊び
0
偽りの 幸せありて 幻を 食らいていつも 腹ペコになり
1
愚かなる 罪から離れ 黙々と 我が道を行け 脇目もふらず
1
失いて 気づくことあり 幸せは 謙虚になりて 溢れるように
0
くたびれた 器官を騙し 叱咤して 生きてることを 確かめながら
1
蝋燭の 炎の如く 消える前 ぱあっと光る 眩き命
1
若き日に 全焼すれば 残りかす 燃え尽きもせず 残り火わずか
1
老人を 追い出したれば 気持ちよく 知恵のないまま 滅びは来る
1
善悪も 神の摂理に 逆らえず 時は流れて 滞り得ず
0
お金がないので500ml、100円コーラを買って半分残して放置
1
ギャルソンのチェックコートに憧れて貯金すること早二年半
1
顔を出しひとり感じる初夏の風海は遠くも汐の匂いが
1
思うがまま青い光を浴び続けふと空を見る夏の
曙
(
あけぼの
)
2
氷水耳に寄せれば澄んだ音命に換える最期の踊り
2
路線図にぽっかり浮かぶ満月をせわしくなぞりゆく
山手線
(
やまてせん
)
5
シナモンとバターのかおり閉じ込めて架空のカフェで飲む苦いお茶
4
かなり稀 多数派に我含めたり 誰しも「今日」が最期の日
0
USBのフタを閉めない僕ですが人に優しいと評判です
7
眠っている
毬栗
(
いがぐり
)
たち、そのひたいにキスする風(時季の
音信
(
おんしん
)
)
0
緑青
(
ろくしょう
)
のガラス破片に身をさらし栗畑ゆく夜の風かも
2
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