汐國 ふか    フォロー 0 フォロワー 0 投稿数 27

はじめまして。不勉強が目立つと思いますがご容赦頂ければ幸いです。

不機嫌を 隠す努力も しないのね 幼児に戻る 老いた母親 

いつもそう 全部わたしが 悪いのね 言いたいことが 言えていいよね 

ささやかな ことだけれども 伝えたい そして笑って ひだまりの君 

米粒や 卵の黄身が ついたまま しまわれた皿 老いがひしめく 

星よりも 目映く光る 飛行機は 近くて遠い あぁもどかしい 

雪かぶり つつじの蕾 縮こまり 透けて見えるは 春秘める赤 

宵闇に 花が舞い散る 春嵐 涙の跡を 乾かして行く 

向かい風 負けるものかと 仁王立ち ふと振り向けば 追い風が吹く 

何よりも 春が来るのを 待っていた 菜の花運ぶ 芳しき風 

きらきらの つらら見上げて 見惚れれば 串刺しになる ぬるい昼過ぎ 

いつまでも 定まらぬ道 悶々と 一筋で良い 明かりが欲しい 

中庭の 端に猫猫 丸まって ふくら雀と 分け合う日向 

落ち葉降り つるり黄色の 並木道 木枯らし追えば 魔法が続く 

風に乗り 雨に吹かれて 越えてゆけ 今日いた場所を 惜しめど進め 

ばらばらと 落ちた銀杏の 深緑 汗拭いつつ 踏み分け進む 

からころん 涼しくはぜる サイダーの 下から眺む 君の横顔 

好きなもの 大切な人 きらきらと 魔法以上を 宿らせ満ちる 

宵闇に 語りかけるは 今日の愚痴 肌にまとわせ 家路を共に 

甘やかに 君の瞳を 溶かしたい 私が消えて しまわぬように 

雨の匂い そう思って いたけれど あなたにとっては 蛙の匂い 

まだ白き 首に張りつく 黒髪を 振り払いつつ 馳せる思いは 

頑張ってる 君にあげると 差し出され 何度言ったか それアレルゲン 

音溶ける ドームの中の 広いそら 弾けた星は 私の中に 

触れたなら ひやりと香る 木百香 緑は萌える 枝は伸びゆく 

古写真 手に取り見れば 色あせて しかし脳裏は より鮮やかに 

ぼんやりと 浮かぶ手鞠に 驚けば 逢魔が時の 白き紫陽花 

受け取った 袋の重さに 頬ゆるむ 腕に抱きしは 我が宝なり