閑散と 海辺にポツン コンビニの コーヒー片手に 夜明けの汽笛
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ピンボケた君の笑顔に時が過ぎ 記憶のうえで好きだといえた
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100よりは多かったかなこのカップ80mlミリのヨーグルト食う
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突然に目の前にいたゆうれいに気づく夜までゆっくりおやすみ
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わたくしと あなたのちがい しるために きょうつうげんごが ひつようです。
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死んでまで綺麗でいなきゃいけないの。死に化粧とか、百合の花とか。
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数十秒ずれて乗り換え阻止してるバグったダイヤ はよ来て急行
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うわずった半月見ながらちょっとだけ顎あげてみよ「良くってよ、ひろみ。」 / お蝶夫人
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吊り革を掴んだ君はマスク越しに笑みを浮かべて優しく耳打ち
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お昼まで惰眠を貪り半日を無駄にしたとまた後悔する
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愛情を優しくやり取りした後で君吹かすのは賢者の煙草
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忙しなく脳内再生される曲タイミングよく今に似合うの
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抱いた夢憧れ捨てて戻ったがそこにあるのは愛のかたまり
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駅地下の300円の髪飾り今日も誰かの手に渡っていく
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赤と銀ひとの形をした光そこにあるのは浪漫と空想
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唇は桃色たずさえ柔らかく熱く湿って今日も微笑む
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口紅と白いワンピース身につけてマリリン・モンローあなたはどこに
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ずるずると届かぬ思い抑えつつあなたを想って泣くのはいつまで
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大観小 節柝 せったくの音しゃに響く洗練された調声ちょうしょう永遠とわ
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エアコンは つけると寒く 消すと暑い 「除湿」と「冷房」 反復横跳び
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冬が来る前に会おうか 身を寄せる訳を気温にさせないために
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君の影背伸びをしつつ追ってみると現れたのは手を繋ぐ影
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親知らず抜いた後の痛みは消えずただ毎日が過ぎ去っていく
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君からは友だちとして好きと言われ君はひとりの男友だち
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もてあます時間に夫の持ち帰るワラビ、山ウド下処理済ます
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運用し せきゅりてぃして かいはつも DevSecOps とおい日本 / 月曜ダンディ 苫米地さん
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届いてよ 手を伸ばしたら触れられる距離の君はもういないのに
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好きです、を、しみとおるように呟ける人しか好きになれなかったなわたくしの理解者であれ美しき星をあなたの別名として
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咬まれてもコんなに空はにじいロでみそひともシもまだ詠めテいる
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積み上がる 食器尻目に デリバリー 後は任せた 明日の自分
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