やはらかな日差しなれども 風吹きて 洗濯物が揺れに揺れたり
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冬ざれの 棚田にひとつ 背中あり 人世(ひとよ)など知るかと 晴れ渡る空
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週末は寒波や遅れて師走かな朝窓結露のつかぬ暖かさ
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こだわりと思い切りとの尾根に立つ 今日の牛丼豚汁とする
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久々に スカート揺らし 歩くとき 歳をとっても 女を自認
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亡きがらに蛆わきいでば鳥どちよせせとついばみ歌え世界を/遺言
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死する前覚えたい事やりきれず無縁仏が無知で焼かれる
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朝ごはん 米炊き忘れ 気分変え 歩いてパン屋 定休日なり
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オットット 洗剤入れずに洗濯を 回しそになり 焦って一時停止(とめる)
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売り出しの価格でなくても買ふものは ねこのおやつと ねこ母りんご
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母にねだり 買ってもらったクリスマスブーツ(小)お菓子はなにが入っているかな
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雲間から富山平野に陽がさして 神の御柱降り立つがごと
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未だ冬が来たと凍える日は来ないこのまま春が来ればいいのに
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あら意外 富山から乗る客フランス語 トロッコ列車でもみじを観たの
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夢を見た仕事のミスの夢を見たもう辞めてるから起きてまた寝た
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腰上げてそっと屁をこく新幹線 換気完璧たれも気付かじ
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散居村 ときわの木々に護られし なかに一本イチョウも混じりて
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ぬばたまの黒き待ち受け画面には 恐ろし我の枯れ顔映りて(ぬばたま、使ってみた)
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眼球を取り出しポチャと水に浸け装着したい程ドライアイ
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冬枯れの長野市内に雪はまだ 味噌工場の湯気あたたかそう
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経済の 損失だけじゃ ないんだな 電源落とし フリーザー撫で
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フリーザー ドアが開いてて 全部溶け 泣く泣く処分 強制リセット
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特別が特別ぢやなくなつた日の安堵よ皿でも買ひに行かふか
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生涯でおほよそ九千首を詠める牧水のうたはありがたきかも
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午前四時 木々の会話に 耳澄ます 葉を落としては 冬に備える
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覚悟決め 職業人に なり切れば エプロン姿 気にならぬもの
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エプロンを 買って貰って 喜べぬ 男尊女卑は いまや罪悪
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十日ごと二百グラムの珈琲を求めむと新寺町へ行く習ひなり
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勝ち負けも 損得だって 人生が 終わった後で 清算される
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屈辱の 内に芽生える 恋もある 這いつくばれば お金も拾う
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