早く着き 一本前のひかりに乗る 降りたい駅に 止まらなかった
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読み終えぬ図書をポストに返すとき真冬の空へため息ひとつ
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朝起きて鏡に映るその顔は乾燥しかけ砂(いさご)のようだ
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揺れ動く時代の世相流されて振り返っては歴史と名付ける
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アル中の ◯麗◯夢 自棄酒を 呷りて今日も 酔い潰れけり
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雪道に自転車のれず「散歩だ」とスノトレ履きて珈琲買ひに
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べた凪に 平気で石を投げる女(やつ) 壊したくなる おれをみないで
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半分を過ぎたと仮定して生きる悟り顔したティーンエイジャー
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三通(みとお)りの終点だけがあると知り存外こころ鷹揚(おうよう)となり
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豚汁と 煮物を作り 仕事行く 子らの帰省に 吾は休めず
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気が付けば小さなつぼみ沈丁花 嬉しい発見 寒い朝に
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模様編み 目数(めかず)声出し数えつつ 話しかけるなオーラ出しつつ
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神集(かむつど)い 稲妻(いなづま)が響(ゆら)と 千早振(ちはやぶ)る 誰(たれ)が息吹(いぶき)で鎮(しず)めれようか
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一瞥(いちべつ)は何ぞ含みてさにあらん彼も彼女も世間背(そむ)きて
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仮借なく重ねられたる沈黙に私の青い蝶(ゼフィルス) 舞いて
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君の優しさに涙がでる半冷半燃のかわいいきみ
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東琴(あづまごと) 弦(つる)をば攀(よ)ぢて 奏(かな)づるや 六(む)つ弦(つる)よりの神語(かむかた)らいや
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せわしなくタイルの模様ほってる鳩 いいものあるか みなチラと見る
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食べちゃダメわかっているのに買ってもた 高カロリーのピーナツリング
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手がふるえカメラが苦手な俺だから 言の葉用ひ映像残す
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降り出した雨に打たれるカーブミラー映る水面は鈍色に揺れ
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安全なお茶の間から戦場の兵士をけなすような人をわたしは軽蔑する
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冷夏とか、君がうつすわたしはなんかわたしじゃないみたいなこととか
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不動産関係の仕事なんですね〜!私は不動産Gメン滝島が好きです〜
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深夜二時、見渡す限りの水模様 荒れた心にさて何が咲く?
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突然に信じらんないなどと君から言われる事などしてない
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荒海に寒鰤が来る北陸の漁港に賑わい戻る季節か
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大根を買って来てよと母の声ついでに焼き芋買ってこよっと
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たんこぶを作る子どももいない今身体感覚あるのだろうか
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青い山流れる川も今は雪踏みしめ歩く足もと白し
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