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北極星 視えぬ君の 指し示す 織姫星の その明るさよ
2
ぱりぱりと 砕ける道の干しみみず 踏まれ、命は靴に吸い付く
1
愛してる 全てを壊すこの言葉 必死に飲み込む薬と共に
1
ありさんの
長い行列踏み潰し
明日は雨だと笑う子供よ
0
あわてんぼ あわてちゃダメと思うからこそあわてちゃう あわ あわ あわわ
7
わたしがね、わたしであるということを、わたしとわたしでよろこんでいる
1
世界とはわたしを映す万華鏡きらきらひかりくるくるおどる
1
ここではない、私の居場所はここではない。職場で水やり中の天啓
6
パッとせぬ鬱々する。なぜ?こんなにも今日の私は綺麗なのに(なーんて)
0
そぼ降れる雨の隙間に 半昔前の
蕺草
(
どくだみ
)
の 葉の
青
(
あを
)
くささ
1
脱ぎ捨てたキャミソールが稲妻の形で床に落ち君眠りし
1
今日もまた常にどこかでつまづいてつんのめってはまた歩いてる
7
明日には誰かが死んでいるのだろう黙祷をする気も起きないが
1
外出時靴を履くのは当然です人ならねでもでも犬には?
0
はなびらのかずかぎりなく咲き重りあえかにたわむばらのひと枝
2
この花の名前知ってる?しらんしらんしらんのしらんしらんし紫蘭
4
生牡蠣を噛んで君の
香
(
か
)
思いだしあわててあおるワインの
無味
(
むみ
)
なる
1
朝八時満員電車の幽霊に揺られて街に行くなり土曜
0
朝な朝な来ては世界のねぢをまく鳥のすがたはみえないままに
2
リュウグウノツカイになって泳ぎましたこがねの朝の満員電車
2
置き去りにされた僕らの夢どもは街灯の下でピースを吸えり
2
放課後の香りが鼻に染みて散る春の祈りは届きましたか
1
夏はそう撃ち放たれて星となる戻ることなくそれっきり
1
酒飲んで見なかった映画見たいかな?別に良くね?ただの映画さ
1
アイスティー氷が全て溶ける様にくだらぬ話が心地よい今日
6
いつまでも忘れないなど簡単に言ってしまえるきみが嫌いだ
4
ひざ曲げてつばさたたんでねむるらん薔薇の内部の薔薇の妖精
1
「中島よ。俺は野球がしたい。お前と。白くて光る球、投げれるぜ。」
1
ジャスミンティーふつふつ湧いてくる泉身を清めたらわたしが咲いた
1
おれならばどこへでも行ける気がしてた 月で花見がしてみたかった
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