淡色で 描く川舟 白壁に 水彩の秋 熱帯夜に飾る
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ならびたる山の端 えす日輪にちりんの はふれし影の田面たのも たたふる
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あの人も隣の人も私もまた  虚無を引連れくらしを紡ぐ
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今日もまた通勤電車に揺れながら 音に踊って、文字で遊んで
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世の中の何パーセントが君のこと気づいているのか数えてみようか
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じゃあまたね、さよならなんて言わないで。 永遠なんて嘘で騙して
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人の世の 許されざるは いつの日か 正義は悪に 転ずる定め
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二万号 庶民の目線 一筋に 言論の旗 掲げし誉れ
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三英雄 天下人なり 最後にて 神を目指すは 人の儚さ
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好きだった 思い出しては空っぽの心満たしてくれる人探し
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君が振る 振らるる先が己かとその一瞬で逃す一瞬
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さく甲斐の なきゆえなのか あるじなき ばらのいろさめ 往時もみえず
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エノコログサ ファンサを求めて道路脇 「タッチしてくれ」と前傾姿勢
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朝から秋🍂の涼しさかな、昼間はまだ残暑でふたつの季節感じます
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下らないの意味がわかり、西方上方はすごかったのですね。
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通勤、痛勤、ツウ近、摘う金、tuukin、あなたのつうきんは?
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ドリンクバー一杯だけでは元取れぬ三杯課す我、多分「標準」
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日がし方 あるかなきかの あかるさが いまはかんじぬ あつさひきつれ
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めはかすみ みみはうつろに ては鈍麻 ただただひとの ことばがひびく
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数字も足したり引いたりじゃなく誓ったり殴ったりしてみたいよな
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俺ばかり辛いキラキラした世界みんな普通に呼吸している
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夜な夜なに 閻魔蟋蟀コオロギ ピロピロと 爪をきる夜 あす満ちる月
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髪拭き用タオルに穴があいている ちま猫ちゃんはなんでもかじる(苦笑)
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ジャガイモは 私に命を救われて 冷蔵庫でピンと根を張る
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背の高いグラスに積んだ贅沢にパフェと名付けて飲み干した夜
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こうやって人は奈落に堕ちるのか筧千佐子の再現ドラマ
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星屑のひとつも見えぬ暗がりを泳ぐあなた烈日のよう
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ダラダラと 滴る汗と  結露水  私とお茶で  汗かき大会
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ステージに手が届かない恋胸に仕舞ってもなお憧れさせて
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幾千の石器の居並ぶジオパークいかな歴史を見てきたものか
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