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帰宅後は鞄の中を空にして三年間の重みを下ろす
20
思い出は濃くなるでしょういつか死をじっと見つめる獣になって
6
乗客のすべてが降りて終バスは夜の棺となり眠る町
9
目の中へ落ちてきた星を逃がさないように両手で喉をおさえる
3
人生でいちばん泣けよプルタブで爪ブチ折った時よりも泣け
1
ここからお開けくださいとハサミと破線ハサミで切ると開けにくい
5
その記憶正確だけど古いから使えないので上書きしてね
14
この四肢に宿るはるかな星の記憶、顔に残った猿の面影
2
できぬのは時間足りないわけじゃなく
体力知力業縁がない
(
もとからそうとしくまれている
)
4
憧れの人もいるけど絶対に私は私の自由がいいね
7
いく月か恋ひしかるらん、大手町に二月最後の雪が降るなり
5
ヨハネ像 中指よりもハッキリと 天を指差す人差し指
3
広大な宇宙のどこかに住む君へメーデーメーデー聞こえていますか
5
暖
(
あたた
)
かき
陽
(
ひ
)
注ぐ公園ベンチにて本を読む朝
是好日
(
これこうじつ
)
3
イヤホンのコードを絡める妖怪よ ワイヤレスの今 君は
何処
(
いずこ
)
へ
4
ベランダの床にながなが寝そべつてもう2時間か小春日のいぬ
4
4層目アスファルトまたはカレンダー、因果おちょくりをかわして次へ
1
白粉ふく干柿食めばコオヒイを曇らせもせずしみゆく甘味
4
居着いてるあの婆さんは誰だっけ、あっ、そうだった!おれのおふくろ
4
透明のドームを押せば錠剤はテーブル跳ねて床へと逃がる
5
薬等の脱ぎ捨てし殻テーブルに並べ眺めて集めて捨てて
4
階を一つ登ったように春たれの返事も待ってはいない
3
旅立ちは汽車の窓からなごり雪今よりずっと別れエモーション
10
一方で兄は八番お好みで「ビール買って」と春の
階
(
きざはし
)
1
嫣然と笑みてウィンク女性歌手シガーの紫煙漂うジャズバー
5
大根の輪切り剥く手の包丁の厚み迷いて終える一周
4
大根のけちれば輪切り一センチおろせば割れて砕けてかける
3
大根のかけら入れれば醤油汁もう何日も煮つまりて黒
3
Aブロックのグラウンドなら軟球で野球するのにちやうどよい午後
2
わたしとは初めてなのに回数券取り出す彼にせつないラブホ
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