えげつない短歌ばっかり作るけど心はピュアな善人のボク
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この歌を7日以内に7ヶ所にコピペしなさいしなければ死ぬ
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一冬を殻に篭って耐えたんだ桜を超える君は金色
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カウンター漫画片手に味わわず 雑に食べたいラーメンもある
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乃木坂のビールのおまけ選抜の「二番がいい」と二歳ご指名
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友達が一人もいないと言うのなら目の前にいる私は何だ
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同じ香に匂ふものから梅の花遅れ先立つ色に咲くらむ
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紅の梅に柳を靡かせて春の園こそ錦なりけれ
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道連れがなければ死ねない弱い僕赦してください行きずりの人
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自らの 歪んだ理性 信じれば 他人が歪な 張り子に見える
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愛に飢え 無償の愛に 飢え渇き 悲惨な星に 生まれ育ちて
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金が好き そう言う人を 見る度に がっかりするよ この世は地獄
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金嫌い お金で買える ものはみな 軽蔑すれば 貧乏となる
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女房が出かけていった 昼はカップヌードル やっぱり酒か
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馬の背は九つの時怪我をして背負られ走る祖母の背のよう
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紡がれる 恋の芽生えに誘われて 胡蝶も憩う  夢の花園 
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ママが二十で雪国と訣別した理由を三十にて思い知る
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王道な高校生や大学生 きっとそれが正しいのだろう
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鬱陶しい名前のパン屋が建つ前に何があったかもうわからない
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身体のどこかの『みじめ』がにじみ出し血管に列を成して巡る
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慰めは ″止まない雨はない″ よりも ″降る時もあるよね雨″ がいい
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先ず彼女次は誰それ安心の恐怖が続く惨劇ホラー
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みずしらずの人間に会う夢を見る目を合わせると笑ってくれた
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ただ日々を生きているだけで無理してるこれが俺だよ偽れないや
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アイロンをかけたスーツがシャンとする意外と自分はなんでもできる
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触れたいと言えば2度とは話せないとは言うものの君に触れたい
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生きていくことの辛さに悶えてるでも生きるんだ茹でたまごを食う
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ばかやろう働いてるよと言い返す想像だけで過ごす有給
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なんにせよ生きていくって決めたから明日の仕事もちゃんとやります
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寄りかかる壁があればな女ならなお良いけれど女はいない
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