「誰よりも早く大人になりたくて」「子供の頃に戻れないかな」
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いいよなあ勇者は人の家の中荒らして行っても怒られないし
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いつ見ても隣の薔薇は赤いので藍より青く染めてみました
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宗教という名の古参サークルはいつも人気で賑わっている
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臭いものには蓋をするかのように厚い化粧で君は微笑む
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スパイスも味付けさえもされていないパスタとなんら変わらない午後
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人生の主役は君だと言う割に脇役達がでしゃばっている
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五七五七七で表せる程人生はそう退屈じゃない
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不幸だと書けば必ず現れる「甘え」という声誰だお前は
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夢のなかでも夢をみる花束が乾く砂漠に置いたオアシス
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"free will"は自由意志というらしい あなたの恋が散りますように
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柔肌のあつき血潮の色をして薔薇咲きいづるさつきのひかり
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ロスジェネの幻想 端微塵ぱみじん 芯として残ったゾルレンが
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大丈夫 そう呟いて 野良犬が 骸の君を 舐めている
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できなくて何年たってもできなくて諦めようかそれもできない
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そういえば『たばこのフレーバー』歌詞にした宇多田ヒカルは元気だろうか
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夏服にそでをとほせばよみがへる去年のなつのくちづけの味
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恋をしてフラれて逃げてまた惚れて男の辞書に反省はなし
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既にもう胃が拒否反応を示してる有難迷惑十連休は
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会わなくて良かったような気もするし文字とリアルは反比例だし
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レッドブル片手に問題集にらむ小学生よ急行は走る
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年齢も時代も此処ここも超えたいと願う私が立ち止まる歌
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ジャム瓶に涙の粒をあつめたら発泡スチロールの雪みたい
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酔っ払う何百日も酔っ払う素面で居れない弱虫の明日
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目の前で 檸檬れもんぜるか飛び降りか 丸善、大丸、価値ある言葉は
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足元に小さき細き花見つけ盗めもしない春愉快也
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路地裏の 誰も知らない 福寿草 ひとり眺めて ほくそ笑む
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素敵なの今はお酒を飲んでますなすがままだぜとんこつラーメン
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弱いからそのまま行こう明日もね ただただ弱いほんとに思う
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はじめての薔薇咲きそむるこのあした春のなごりの風光りつつ
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