Utakata
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弥涼暮最中
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高二です。
時刻表通りに動く無機質な電車の音に安堵する夜
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灰の降る 白桃をアルミで刺して台無しにした人
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三連符で 斜めに連ねて 白黒で ありふれた寿命を失うの 初夏
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冬枯れの木立は雲の花をつけ雪の予感を風に香らす
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人はみな因果は巡ると言へども何ぞ吾の想いは還りこず
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人の手の一つもつかぬ砂の野を不気味な私が進んでいる
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空き瓶に川の流れを詰め込めばいつでも海の場所が分かるね
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