Utakata
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ゆうはぎ
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短歌好きです
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生涯を貫く辛苦の回答を 先日知った君がのたまう
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とかくにも埋め尽くすのがよいのです 体は心 満たせばきっと
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脳みそに取り置いている小話の 使用期限も切れそうだから
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遠ざかる 西日惜しさに セミがなく 今、夏が静かに極まれり
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学校に 置かれた笹は 一人きり 人に見せる用の願いなら
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先日にオープンをしたばかりだと 十何年前のアナウンス
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朽葉色 沈みこみきる お仏壇 まあるく点火 心臓代わりに
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砕け散る 波を受け止め ケ・セラセラ 沈んだかかとにケ・セラセラ
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うねる風 クラスページに立ち戻る ホコリの陰で 夢がキラキラ
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黎明を 掲げたような 双眼が こぼし続ける 光の行方
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鋭心に 置かれた正義 握りしめ 新人のように首を下げた
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かわいいよ 笑う顔によ書いてやるよ(笑)って文字を満面にさ
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曇天に雨粒ぞ一つ手落つれば 月丘へ逃る天の御子や
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あの星もついに青となったので、発破解体の依頼を出します
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ピン刺しにほんのすこし沈ませた5本に磔にされた蝶
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なにもかもねてしまおうとする女とスマホをふたつもつ男
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けむくじゃらのつむじかぜがあらしている その先にはビールがあるのだ
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病名はつけるものとは言うけれど、無いんじゃ嘘をついているよう
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個性的じゃない天然でもない 私はズレてる一本線
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わざとらしく、大きめに割ったカステラを 笑って断る母の意固地
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お出かけもお喋りだって楽しいよ 捨てられない悲しみがあるだけ
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なぜ我は 街の隙間に立っている?
刻哭濃く
(
こくこくこ
)
と 影が伸びゆく
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一位で抜けた東風 つづいては ひっくり返ったてんとう虫が
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みんなして死にたいなんて思わないって言うので わかんなくなる人間
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耳付きの紙風船を包み上げ 月丘で弾ませ50歳
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緑鏡湖
(
りょくきょうこ
)
影をうつらに 落とす松 ククククゥーと鳴かれて一笑
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麗かと街並みの隅 流るる葉 追走、並走 抜き去った
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落としてでもホームをかきわけ向かいたい トリミングしたコーギーのおしりへ
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息を吸い また息を吸って 息を吐く 柔らかな舌心地なる風
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本日は27°の春曇り 重い雨粒が打ち鳴らす熱
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