五年半「一日一首」と詠み続けやうやう今日で二千首となりぬ
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食い逃げを詠う自分はいと楽しされど需要の無きが悲しや/続・食い逃げ②
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腹減った今宵の獲物は何食うか無論金など持ってはいぬよ/続・食い逃げ①
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カルピスの濃度で測る親密度薄けりゃ君は邪魔な客だよ
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四文字お〇〇〇の禁句を叫び干されたがその後はケロリ松本明子/こら! 
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バンテージ解くさきまでチャンピオン瞼腫らせてただの男へ/アリス『チャンピオン』へのリスペクト
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車窓から遠くの花火見え隠れ 音もなく咲き哀しく消える
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道端の二枚の藍の露草はふたりの淡いときめく出会い
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陽を浴びて 歌い踊って 微睡んで  そんな感じで生きていこうぜ
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張り付いているような夜空切り取ったカーペットです 燃やしてしまえ
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来世でも会いたいあなたが蝶ならば花、木、キャベツになって寄り添う
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行き詰まり連ねた椅子に寝転がる 君が口に入れてくれたグミ
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初めてわたし電話をシカトしてやった 「心配」 それなら来てよね
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悩みからは逃げ切れば勝ち
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「死ぬことを忘れてまった」と伯母の言ふ 百七歳の美しき皺
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戻りたい道は遠くて近いから 草取りしよう雨も上がった
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平屋建て三部屋程の借家にてリクガメ愛でる少年のひざ
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戦争の哀しみ色の写真には 一文字の口若き日の母
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保護よりも質素倹約していてもとても豊かな毎日と言う
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戦時中母の作りし飛行機で 散った人あり空の青さよ
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夏に飲む 冷たい麦茶 美味しくて なくなる速さ ジュースを超える
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これあげる使わないから君の言う使わないだけ嘘ついている
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ハンバーグ作る予定なかったのに癖で作った あなたの好物
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夏休み初日のきみに十年後母は死ぬぞと耳打ちしたい
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結婚の 夢を見ないで 私見て 同じ気持ちじゃ ないと気づいて
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好きなんて 滑らしちゃって 取り消せない これが最後に なってしまうな
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鼻を刺す退屈に脳を焼かれてはモナリザ•スマイル 人生にアリア
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小銭とかテレカ懐かしふりをして 架ける相手はいなかったんだよ😢
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おいで、いま君だけに海を開けたから つまさきも目も青にひたして
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我が脱ぎし衣服の上に寝始めたもふもふいとし私の子ども
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