針山の尖頭熱して睥睨し 翡翠の足は砕ける刺さる
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上京をする目的が飲み会とお気に入りのバンドのライブ
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海原の青の孤独は灯台の白き祈りに導かれゆく
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天つ風に託す歌さへまとまらずただ君思う茜空かな
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泣きながら指折り数えた失恋も 指ではそろそろ溢れてしまう
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繰り返し聴いて "I'm feeling good right now." 燻った気持ちを吐き出す
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参考書買ったは良いが読まぬままtsundokuは英単語になった
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鉄拳はめちゃめちゃいいの描くよねえ優しいんだろなめちゃめちゃいい
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蝉の声、ひどく冷やした暗い部屋 リストカットをふと思い立つ
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文字列は手練手管の往来に七七狩りの足音を聴く
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ひとと待ち合わせる朝の 浮き上がる今日の世界は 肩よりも上
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いつぶりか思い出せない39.4℃夏風邪に為すすべ無くて息も絶え絶え
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理屈屋は最後列に置いていく 波打ち際に素数は跳ねる
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退屈を感じて灰に曇るのは楽しむことを忘れた僕だ
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にんげんのまねをしていたのがばれてむきだしになるわたしをとめて
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灯台からのぞむ鴎の使命とは青一色の定点観測
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行き先を分かつ線路の交点の錆びても熱き正しき道程
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点と点つなげて空と交信するとんぼの風は時のあまいろ
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積年の寂しい恋だと言えなくて 君が好きだよ「冗談だよ」
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ちくちくと炭酸水の泡たちに不甲斐なさ責めたてられるようで
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穏やかに揺れるレースのカーテンはしぼんで流れまた膨らんで
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思想的一貫性を維持すべく身体を意志に従属させよ
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何者にも規定されない時間こそ、第一等の輝きを得る
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僕がいま探し求める故郷ふるさとは 弱さと共に生きる里なり
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愛なんて 死ねと殺すのミルフィーユ 君がいるから成り立つ気持ち
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素直さが無意味だと知る真夜中に あなたのことをなにも知らない
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共依存機能不全で育まれ歪なままで大人のフリを
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なぜだろうきみと出会った日の夜に万引きをする夢を見たのは
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カラーシャツ売り場できみの瞳だけパレットにない色をしていた
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辛いのは吾だけじゃない共有の傷みを分かつ愛の歌詠み
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