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春の風野火を煽りて山火事に何時もの景色無残な姿
4
独りの時 漸く自分の色が肌に滲み出す 年々それが遅くなっている
3
関わるものにより絶え間なく塗り替えられし肉人形 人間
5
皮膚科のふメモにめんどい豆腐のふ味噌のそもだな醤油のしょうも
14
満開の入学式よ今年からクラス替えない新一年生
10
向いていることと好きなことは違う 例えば孤独とか
2
食卓に予想だにせんコメ不足明日のディナーはパンかパスタか
6
よほど天も驚いたとみえる 我が植栽した途端 降雨すべて退きたり
5
なんてことない歌ですがいちおうは書きとめておくけふのメモワール
5
好きなこと なんでもできる この頃は 本性がでる そういう仕組み
3
小魚を 呑み込む姿 凄まじく でかい鯉なら 内臓狙い
2
あの鷺が 美しいのに 池に鯉 狙っていたと 聞いて驚く
3
この世では うまくいかない こともあり 俯くなかれ 未来があるさ
2
地主から ねぎを貰って 土地借りる 算段つける 次のステップ
4
余寒超え 散るのを
堪
(
こら
)
え 校舎前 新入生を 迎える桜
20
薄闇のなかに一本伸びている
骸
(
むくろ
)
の腕のようなススキが
6
忙しない春に見るからいいんだよ 散ってしまうよ後日はないよ
9
とりあえず食えて払えて上出来じゃん残高忘れて桜見ようぜ
9
銀行でみな暗い顔しておりぬ 国会中継と通帳見つめて
6
振替のついでの記帳を嫌がった君のとこではNISAやらない
4
よろめいて小屋出る犬の瞳には 桜がうつる来年も見ようね
12
ホテルから眠った街を見下ろして 一人の夜は楽しい寂しい
7
父や母 兄弟の死の後に 生き残る意味 私に告げよ
4
椋鳥も桜の下ではしとやかでゴミ袋なぞついばみもせず
7
あの頃に肩の力を抜けたなら違う私が待っていたかも
13
うららかな陽気はのこり3日ほど 桜流しの雨となるかな
20
このところ よくフミフミを しているよ ちま猫ちゃんは あまえたいのよ
16
貴女など所詮他人と思いつつせめて言葉は尽くすべきかと
4
おこもりを続けていると見えてくるほんとの気持ちほんとの願い
6
同志より歌の興趣を教えられ我の心の一部となりて
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