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念のため ヒートテックを 忍ばすも 着れば暑くて 脱げば寒くて
20
桜舞う 並木横目に 飛び込んだ 気になっていた 海鮮丼屋
11
月々の千五百円を絞り出し短歌結社に入るを決めり
11
一縷のなみだ縋りつくのは華奢な背中 それでも君は狂っていないから
5
日常にひとしずく垂らされた毒 極彩色の悪夢と踊れ
3
気緩みてゆると変幻も綻びて 猿頬合わせる青根温泉
5
父さんも同じ気持ちを持っている どこでもドアがあればいいのに
9
フルネームのバランスいいねと褒められて すべて認められた気になってる
15
お互いに 素顔も知らぬ 歌友へ 捧げし歌は 一部の素顔
16
日曜日多分今日は日曜日 仕事しながらちょっとため息
10
菜の花を踏まずに歩く健脚が春の土へと確かに触れる
10
喉痛い 首肩痛い 腰痛い これが通常 初老のめざめ
8
コンビニで 200円引き 発見した 排出率は
一
(
いち
)
パーセント
4
花びらとさくらクリームのクッキーを
食
(
は
)
みて花見といふことにせむ
21
おかあちゃん、まだおきにゃいの?と ちま猫ちゃん おかあちゃんは花見は半ば諦め(副作用しんどい)
12
桜樹の下眠る人々
天
(
あめ
)
と土と 生と死の境
5
”DO NOT DISTURB”のドアたたく春とすこししゃべって一緒にねむった
7
やわらかく やさしくしとしと降り注ぎ 木の芽育てる 春の日の雨
16
思春期の憂い払いて青春の門出に立ちぬ
十八歳
(
じゅうはち
)
の
皇子
(
みこ
)
11
花を見に来る人を見に来ている 彼の心の美しさよ
3
春の日に予報通りの天気雨 砂糖みたいに濡れて溶けたい
11
春開幕のファンファーレ 曇天彩る花弁吹雪
5
毛づくろい猫にチャンスと手を伸ばす ついでに舐めてねおこぼれ頂戴
16
赤い糸 神の領域 さえ超えて 宇宙にいったら 私浮いてる
3
駅前に咲いた桜の美しき 君は幾つでそれに気付くか
2
大ピンチ 何千世界の 思考から あなたを選んだ 私のハテナ
5
お昼には雨が降るよと宣言す予報信じて青空と傘
14
物言えばこっちの方が悪くなる そういうくらいのお前の悪さ
4
あたたかい ただそれだけで 幸せが 生まれてしばし 私を包む
13
入学の期待と不安教室にはりつめたなか凛として立つ
11
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