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北側の民家の隅に 遅咲きの
躑躅
(
ツツジ
)
梅雨入りの足音近し
26
割引デー できれば
薬局
(
ダイコク
)
行きたいが 先立つものが心もとなく
12
チョコミン党 ときどき流行るチョコミン党 好きなほうだが ココスが遠し
12
パリッとした おニューの半袖パジャマなり 猫柄の服で ねこを
抱
(
いだ
)
けり
17
足下にリーフ文様くっきりとこれこそ初夏の始まりの道
10
数多なる 詠み人知らずの それぞれの 読み人誰と 詠み人知らず
9
忙しく 型枠作る 更地かな それにつけても 早期復興
4
大相撲 見るときだけは 今忘れる それにつけても 早期復興
6
岩肌に まだ草も生えず 白きまま それにつけても 早期復興
4
花苗の 隣に植える 野菜苗 それにつけても 早期復興
3
草むしり 今日はどこまで できるやら それにつけても 早期復興
4
百均の 駄菓子盛上げ 客を待つ それにつけても 早期復興
4
エアコンの 冷房暖房 日によりける それにつけても 早期復興
3
この薬扱い注意気を付けて引きこもります逃亡します
11
あの人のくれた鉛筆それだけが記憶のよすがとしてある手に
8
居なくても困らない二人だからこそ それが良かったそれが困った
10
半歩ずつ譲り合ってるとこに住む 私がそこに行くのを拒む
7
君と吾(あ)に 確かにそこにあったもの 金で継ごうか指先迷う
6
足元にまとわりついて来る猫を部屋に残してリハビリ散歩
17
待ち侘びて運ぶ編み針ゆるやかに カーテン越しに雨の音聞く
17
この竹は定めたらんや空の
涯
(
はて
)
駆け昇るさま ただひたすらに
20
ふる雨に風に乾きに
慄
(
おのの
)
きに いや
況
(
ま
)
してあるかの竹の青
15
出迎える猫たちに 手や膝
嗅
(
か
)
がれ ボディチェックをされるが如し
25
雨雲の上に十数機も飛びかひたるラッシュアワーのモニター表示
4
禿げ上がるおれたちみたいに投げやりな ポッキリ一万吊るしの背広(萌さんへ)
5
ひと真似の集合体も歳経れば
痼
(
しこり
)
となってほぐせぬ物へと(林檎さんへ)
6
田植え終え水の緑の静かなり 希望の早苗に米の騒動
21
夜半
(
よは
)
に聞く五月雨の
音
(
ね
)
やさやさやと しじまいや増す しじまさら増す
16
神仏に 心静かに手を合はす 凛と佇み姿勢正さむ
17
冷食と 半額シールに 残り物 彩るテーブル ブュッフェ気分
14
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