アバターがいくつできても一個目のこれが消えてはくれないわけで
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あぁ今日も私の心差し出します 受け取られないカオナシの気分
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「あたしっ て言葉ここまで出かかって 一人称は今日も僕だった
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この想いを 歌に詠んでる 間にも スマホはスリープ 無情すぎて草
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いつの間にか 腐れ縁に なりました 耳鳴りは友 苦しみは友
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傷口を手当てされてる東館集中治療たいしんこうじの明かりはいまだ
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群生す黄色いつばみな東向き白亜の外壁シアター開演
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小学生 思ったよりも ませてるよ せっくすしって おなにいしてさ
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はあ〜っと ため息する なんでだろ 好きって気持ち 止められないかも
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大好きだ 本当?僕も 空を見て 頭の中で 妄想中
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言いたいよ 母の日だから 感謝がね 正直いって 伝えられない
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たのしみはたのしみは 雨の日傘であめのひかさで 傘と雨かさとあめ 二つの鳴らすふたつのならす 音を聞く時おとをきくとき
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ひとつだけ持ってくものを考えるひとで混雑する無人島
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取れないって5日の疲れ2日では 物理が言ってる月曜の朝
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今日までの どこをやり直せばよいか 言えないのなら消えてアレクサ
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家に居て一人静かに冷えていく 温めてやる待ってろ布団
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楽しげに満開の藤を被さる彼を隠してくれよ紫
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漱石の説明文に中三は アイラブユーを国語で学ぶ
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太陽との 約束時間は明日朝5時 遅れないようにアラームを
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じゃがいもの芽 深くえぐりつつ きのうのひと言 消し去りたいの
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気づいたらこういう形になっていた、としか言えない。残念ながら。
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「海を見に行きたい」 と言ったその声が まぶたの裏にまだ残っている
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両の手であなたがくれた さよなら が 僕に光と勇気をくれた
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価値が無いように思える私でも 多少の需要はあるはずなんだ
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窓見れば気がついたよう降り出した ダイヤモンドの声がケラケラ
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正しくて生きづらそうで惹かれたな流れたマスカラ夏のせいだと
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醜悪な萌え木の匂いもう消えて公園は死体スキップでゆく
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皇女ひめたずね師とともに来し猪養の岡 雨後のぬかるみ墓前に立てず
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籠入らずの玉が梅干しのようだから涼やかな笑みへ擲果 あまくなれ
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今はただ想いを馳せる明日香里 古き御寺みてらや貴き御陵みささぎ
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