初夏ノ夜 酒ガ誘フハ 量子力学 想ヒハ遥カ 粒子ヤ波ヤ
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強さってなんなんですか つらくても泣くのを我慢することですか
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まじやばい めまいに頭痛 倦怠感 潰れた一日 あぁ。もうダメだ🤦‍♀️
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 帰リ道 信号待チデ 見タ景色 道路ノ傍ノ 庭ノ紫陽花
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リビングに 寝ぼけた足裏レゴとらえ  響き渡るは移民の歌
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きみが好きなものまで好きになってからはじめてきづくきみが好きだと
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君を知りいつもの世界が置き換わる あぁこの映画好きっていうかな
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どうにでもなれと134号線走ればクジラが追いかけてくる・
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近頃はここでまた逢え嬉しいよ月に腰かけ君の和歌よむ
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君はもう 十七にも なるんだな そういう僕も 歳を重ねてる
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今頃は 東の空に 昇る月を 誰も見てない 僕と同じだ
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「好き」という ことを言葉で 表せない だから僕らは 苦しいのかな?
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人ひとり愛するだけの適量も知らずに割れた揃いのグラス
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本棚の文庫を五冊抜いておく (ここらは右心室に相当)
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お医者様夜寂しくて寝れないの ジェネリック恋人出しときますね
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カーテンを潜り抜け陽が右乳を照らす そっちに心臓はない
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幼き日「あの子がほしい」の忘れもの 言えないんだな十七になりゃ
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きみの爪指す月見上げ肩寄せる忘れられない忘れたくない
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独りであるために必要なものとして、他の人間・そこまでの距離
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皮下脂肪ぶら下げて ふと 湯上がりの 亡き母に会う脱衣場の鏡
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初夏の夕ぬるくて湿った風に触れ好きでも嫌いでもない君と
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漱石に挟まる栞「真くん」と 見つけてしまった母の青春
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夕焼けに染め上げられた草木たちの引き立て役に徹する わたし
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深爪でじんじん痺れる右小指その先にもう夏がきている
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午前四時頃目覚めた先の缶チューハイの生ぬるさに嫌気がさす
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胸の奥秘める野望は壮大で 悪役気分世界征服
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捨てられたあのテーブルが支えてた生活ってなんだったのかなあ・
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おそらくは親が死んだ日でもきみは魚をきれいに食べるから好き
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父母の 姿を隠す春の雲 見えずと慕う 黄昏の海
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高砂の 山の麓の学舎で学び嬉しき 学童の唄
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