雨降れば 私のこころ 隠れてく いつか私を 見つける日まで
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子供達寝かした後に声殺し枕を濡らす日々も遠くに
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春来たり 桜舞い散る 泡沫の 恋を恋する 私は乙女
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お風呂場で デイドリームビリーバー 口ずさみ 君が真似して 歌い始める
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雨垂れを 含んで笑う 水溜まり そっと呟く 〝 はごろもフーズ 〟
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ピカチュウは 一匹いくらで買えるのか ペットショップの 猫を見ながら
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誰しもが痛みを抱えて生きている 傷を晒すも隠すも自分
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紫陽花が色彩変わる変化にも命を懸けた意味があるはず
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いつもそう貴方の言葉正論で 無知な私は太刀打たちうちできない
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物分ものわかり良いふりをして書いたけど 送信ボタンやはり押せない
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背もたれが 壊れた座椅子 まっ平ら 寝られりゃ平気 猫はエコだね
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緊張でその場だけ出た口癖がその後自分の印象を決め
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求めてる返事は来ないと決めつけて 布団に潜りふて寝をきめこむ
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田舎から届きし人参濃く旨く 本物の味嫌われる味
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カーテンを そっと押しやり ねこ登場 ゴハンまだかな うろうろそわそわ
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ハイボールって美味しいの?と母が聞く わからぬ 私はビールかカクテル
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責任の重みがなくてなにごともまるで所在と思えずにいる
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若者の声のデシベル高くって なんだかこちらが赤面してる
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紅麹 腎臓死にそう この数値 浮腫み出る人 人も死にそう
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痛みだけ無視してしまうぼくだけに損があるならまるくなるから
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恋以外 マジになれない 思春期に 恥ずかしいほど ぼく男の子
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鉛筆が 倒れた方に 進んでます だから私は ここにいます
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今日からは一日五千歩課すはずが首腰背中が朝から痛い
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鼻だけが精密機械の龍王が舞う白昼夢 僕が神です
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野菜たち 日々すくすくと 元気だね 雑草の君 たちもすごいね
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恋歌など吐き気がするが載せてみた。イイネが結構付いて複雑。
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君が貼る あの丸文字の 「ありがとう」 欲しさに 今日も ノート貸すボク
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棘の道包んだ傷を慰めて絆創膏で夢を見させて
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終電を見送り過ごした駅の前 よかったこれで帰らずに済む
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三千の銃声天に轟きて武田騎馬隊長篠に散る
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