三連休ラスト日、羽田空港✈️は人人でごった返し、前に進めず
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北の国オホーツク側では、結氷だよりそろそろ冬タイヤ交換か
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南も結構寒い、秋が来ていて、長袖長ズボンの季節かな
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お前の死 手にしたままに佇んで 脚を動かすさらばも言わず
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通知切りたった独りの無人島いつかは崩れる繋がり求め
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眼をまなこ四月を卯月と呼ぶ君に名前をつけて呼ばれる子らよ
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遅参した私にキミの隣席のみが空いていた神在りし時代とき
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何しても 逃れられない この鬱さ いつの日にか 救われるのだろうか
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坂登り夫婦ふたりの母校おとないて あの日と同じ海見下ろせり /高校時代に戻って
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十勝から日本海は運河の街へ 走れ走れ名古屋ナンバー
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階段を雪崩のように降りる人東京駅にて死にたくなる
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冷凍のぶどうその他のおやつにて 夏酒飲んでしまお、と思ふ(おやつは秋?)
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マスカラの話だらけの更衣室でスラックス履くのは私だけ
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グッズの少ない推し 売れすぎなのか 売れないのか そっと掬うように
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独り言を全て書き留めるように短歌生まれる 朝はもうすぐ
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昆布敷き土鍋に一丁堅もめん 梅干し薬味の湯豆腐整え
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ヴィランの血管には青信号の色が流れている 夏空
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指輪を照らすように天高く繋ぐ手 指を透ける月の光
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昼めしは具なし「チャルメラ」独り喰ひ 贅沢の後ひとしお旨し
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瀬戸内の澄みし汀で育ちたる その名美し緋扇貝よ(味はまあまあ)
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宿代をケチりにケチった安ビジホ 浮いた資金で贅沢三昧(私の旅行法)
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山鳩に緋扇ひおうぎ貝にもくず蟹 伊豫壬生川の穴場フレンチ
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粗もろみ 珈琲のよにドリップし なますに添える粋な島宿(小豆島の真里泊)
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経糸たていと緯糸よこいともなき鳥たちの声の織りもの聞けども飽かぬ
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地元への 切符を買って 改札に カードでは無き 寂しさ抱く
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夏休み帰りの中でふと思う「楽しかったな」や「また行きたい」と
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好天にチャイルドシート洗濯す ひと夏の汗と思い出浮かべ
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山車だしに乗り太鼓を鳴らす小学生見てふと思う我が子もいつか
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憂きことも日々のかけらと秋晴れの 風に新し我に驚く
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対岸のラストスパート凛々しくてキミはやっぱりキミと思われ
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