優しさにもどりて耳に浮き沈む鳥聲もふと白昼みて
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「つまらない」「よくある話」と決めつけず酒の肴と思へばたのし
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カウンター呑みの醍醐味初めての人の人生垣間見るとき
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冬が過ぎ温かくなり桜咲き、夏の訪れを感じてます
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夏日です　四季なんてもうありません　秋と春はもう死んでます
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ああ、最近人の良いトコ褒め過ぎた　そろそろ人の悪口言わんと
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久しぶりに付けたワックス馴染まない　連休明けの出勤みたい
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空を飛ぶイメージで日々を生きてみて君の黒い羽根を落として
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飛ばないと言って翼が重くなる傍で滅びる光のかけら
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えっ暑すぎ 眩しい日差し 光る木々 タイムスリップ いや昨日のこと
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冬物を洗うにネットが足りなくて　10時になったらダイソーに行く
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戯れて下校する子らその中に孫をみつけし薫風の午後
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ベランダの物干し竿が冬物のラッシュアワーの洗濯日和よ
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懐かしき友の実家でコーヒーを 友よ頑張れあたしがついてる
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元気ない 鯉のぼりみて 独り言 今日は暑いよ 元気がでるね
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もう大人そうみえるでしょ見た目にはでも動じるよ普通に動じる
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ウジウジと悩む自分はもう捨てる　手本は貴方の明るい生き方
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行かれない言い訳山積み望むのは隣に出でよクリーニング店
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弟が熱い視線を注ぐモノ　黒光りの兄のランドセル
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冬物の洗濯日和（びより）待ちわびて　空の青見て心も軽く
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明け方に目を覚ましてる可笑しさよ　桜散ったが指先に紅（べに）
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満月に雨降り見えぬそんな夜は雲の向こうを空想してる
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春霞（はるがすみ）　目が覚めないと珈琲と クッキー食べて欠片（かけら）を落とす
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杖つきの身になり気づく歩く道　ベンチがないよ福祉国家ぞ
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母乗せて車椅子押す畑道　汗水流した母は無口で
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きみのくつ いちばんだいすきドキンちゃん 一緒にピッピッと歩いて行こう
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あちこちで鳥交（さ）かる森深く来て　歌詠む真似事（まねごと）するも楽しや
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死亡率ワーストと聞く故郷で爺医は今日も健診になふ
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早朝の絶望たるやいざ知れず　シフト変更今日は午後から……
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エプロンの似合う妻から病室でＡＬＳの奇跡待つ日々
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