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夢うつつのうちに フィルムカメラ取り出し あの夏へひとっとび
10
真新しい蛍光灯は冷たい影を落とすいつかの白昼の色
6
風鈴を吊るせぬ事情今さらに知って驚く田舎育ちは
40
あなたとの辿り着けない生活に足りないものも買えるコストコ
10
ばあばン
家
(
ち
)
いっつもあると思ってる ゼリーを作る わんぱく来るぞ
39
あの部屋に住んでみたいと向けられた指先にシャツ 揺れすぎている
7
夏空の残月はまだ浮かびをり 庭先の百合を見守る
午前
(
ひる
)
25
コリントの信徒への手紙、大好きです 「愛は情け深い、愛は忍耐強い」/聖書
16
お昼前投票所には人気なしシャラシャラ響く鉛筆の音
25
自分の感情をAIにラベリングしてもらう 悲恋は歓喜
5
デジタルのメタフィクションに彷徨えば葵の印籠ぶらりと揺れて
11
蜃気楼まじるタメ息ポップコーン並ぶ理由は魔法のかなた
13
山の上 送電線の 五線譜に 白い音符で 「少年時代」
21
散々に迷ったわりに
呆気
(
あっけ
)
ない証明書をば
貰
(
もら
)
って帰ろう/投票行きました
22
おはようと 鏡の中の自分にニコ 今朝も一段ステップアップ
24
まけたとて 黒猫ちゃんのせいにはね したくなきかな 推しはよう投げた(帰りしなに、大柄な野良の黒猫みかけたー
🥰
)
17
順番待ち 列にて さりげに先譲る 「ツレがいるんで」
夫
(
キミ
)
の仕草は>昨夕、期日前投票所にて
18
暑いのは変わらぬのだがどことなくからりとしてる梅雨あけたらし
23
とりあえずDAISOのボウルに入った紅いひらひら金魚は濡れて
35
紫陽花を飾る透明な器は暑さ知らせる夏のプラセボ
30
久々に遠方の孫訪ね来て足取り弾む夕餉の支度
34
「研修で近くに来た」と炎天に訪ね来る
孫
(
こ
)
のありて嬉しき
33
引っ張るとどんどんほつれてく糸が君との関係みたい、そうでしょ
12
梅雨あけたよ 今さっき 教わり急に カラッとした気分なる
17
帰省の夜 食卓で姉と語らふ 失敗談と思ひ出話
27
君抱きしめ 雲突き抜けて 舞い上がる その先にある 大気圏まで
16
今年また 君からの
手紙
(
ふみ
)
届いたよ 僕の夏は 熱く始まる
19
ゆめうつつ口から漏れる小さな「ん」犬駆け寄りて起きる他なし
12
地の文か日記のような淡白なツイート 明るいあの人のもの
4
気休めと言い聞かせてる占いの結果が頭から離れない
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