死は赦免生は流刑と思いたり秋の陽射しに時に浮上し
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歪んだ心針でつつかれたら空も青くて海も透けてて
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絶対に浮気しないと誓ったの嘘だったのね下を抜くわよ
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雪の日のカーテン越しに日光は君であるかのように呟く
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陽射し戻り ポカポカしてきた窓際に ねこと3ニャン そっと集まる
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Googleが教えてくれた 去年の今日わが子が初めて歩いた日だと
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「さとうです」名刺渡されよく読めば「左と右」とありて思わず「いいね!」
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祈るやうに手をあはせたりめづらしき蝶見つけしと馳せきたりけり
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葉洩れ日をあつめひるがふ紋白蝶もんしろのつがひ追ひ往かむあだし野のみち
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芸術の秋か息子よ大作ねリビングの壁涙目で見る
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真っ白な壁紙の前にボールペン握った一歳二度見する朝
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暗がりにゴミステーションめずらしく眺める先にセコマ光りて
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ディストピア、技術の支配に奉仕する人ぞあはれにたちまじる吾
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じれったい 始まらないなら飲んじゃうぞー ビールとかビールとかビールとかビールとか!(このビール好きめ(笑))
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ランチやめ 冷凍お好み焼きあける 天気イマイチ体調イマイチ
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金木つけ金輪の箍の たがえせず吾がる際も 人に逢はむか〈#金輪際 -「鉗着け」〉
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一度二度救われたからってなんだ何回だって救ってみせるよ
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オレンジや桃の香りも好きだけどイチオシなのはハッカの匂い
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晴れた日に甘い香りに気が付いた金木犀に誘われている
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観覧車 いろんなドキドキ混ざり合う 下は見れない あなたも見れない
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名前無き野の花添える僧ありて古き石碑にこうべを垂れて
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朝起きてあまりの寒さにエアコンのスイッチ入れる晩秋の日
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水たまり干上がる時も遅れだしやがて氷と変わる日が来る
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母の色例えるならば黄葉か徐々に深まり最期散りゆく
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自分から 自分のために 手をかける 何はなくとも 幸せな時間とき
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さり気なく身支度何度も確認し 改札口で君を待つ夜
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詠み人に会ってみたいとふと思うそんな日もあるウタカタサイト
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スーパーに 行くだけだけど 念入りに 眉描いてみる 気分を変えて
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初恋は今しているの チョコレートのテリーヌ なんと美味なる食べ物>初恋の日
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ねこのシッポ じゅうよう重要にして せんさい繊細よ だいじなしんけい とおってるんだよ
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