傷口にあなたのくちが触れるとき血は体液のひとつと思う
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木の間吹く風も涼しき夕闇に蛍飛び交ふせせらぎの里
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フリージャズ 自由の音楽 求めしに 今この時に やりたいことやれ
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元妻に 送られ着いた 新居にて カーテン付けて 新たな道を
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梅雨明けた! さぁゴーヤーが安くなる チャンプル・おひたし 夏バテ備えむ
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遠い日の 青くて冷たい 空の向こう いつでもそこに 君はたたずむ
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永遠を 確信したか 空の青 雨雲かかり 一瞬にグレー
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西の方 生駒山が霞んだら 雨降るサイン そういうのが好き
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ささやかな神殿となるキッチンで母はひとりの神職となる
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すうっと吹きさあっと降って煮詰まった街をさらりと冷ましておくれ
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お天気も 季節も歴史も 感情も ベランダの窓が フレームになる
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物忘れ進みし祖母はまさに今この瞬間ときだけを生きて新鮮
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昨晩の 雨と雷 アスファルトの 熱持ち去りしか たんぽぽの笑み
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ゴクゴクと 水を美味そうに ちま猫が じつはコップで 飲んでいるなり
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シャンプーを ジャンプーと打つ 母ライン ぴょんぴょんぴょーんと スタンプ返す
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西瓜に塩 少々かけて いと甘し 先人の知恵 対比効果よ
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真っ白な 浄土のような台所。 タカラスタンダード 生きるため食べる
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みんな死ぬ死ぬがせいぜいとりどりの死まで生きよと願う教室
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水筒に半分ほどの麦茶入れ終業式の朝は快晴
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徒然の日々を繋いで線にして重ね描きする淡い自画像
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今光る 遥か昔の 斑鳩で 和を目指しゆく 太子の願い
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水になれ 今も聞こえる リーの声 険しき道も 胸張り進め
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それぞれが好みの方へ顔を向けオオウバユリの気高さ薫る
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高原たかはらの いささ小笹をざさ夏蟲なつむしの 色をまとひて鳴く鳥は 小璢璃こるりにやあらむ らうらうじこゑ
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インド見よ 若い男女が 躍動す 矛盾抱えし 進み行くかな
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ロシアにて 自由を謳う 音楽家 どん底からの 立ち直りをと
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陽の光 全ての人に 降り注げ 優しく強く 隔たりもなく
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始発は、朝🥺から🈵、今日猛暑?良い日和になりますよう☺️🐶
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真夜中のわたしの窓は宇宙船だって星しか見えないんだもん
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わたしには ねこ歌がほぼ 恋歌こいうたで 千々に乱れし想ひも綴る
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