眠らない子どもが増える夏休み深夜のファミレス街の痛覚
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なけなしの老後の備えを株投機 そんなおっかないことできまへんで兄さNISA
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Utakataにふつふつことの葉ゆかしくて吾の葉そっと隅に浮かべる \ わたしも400首 感謝!
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盆を待ち暑さ寒さも取り揃え次の絵見ればアキアカネ飛ぶ
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車窓の灯糸引きながら雨も連れ夏の冷たさ差し出してくる
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「あやまちをくりかえしませぬ」に霊の言う分断の世に橋をかけよと \ 8.6ヒロシマに思う
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艶々と甘さを感じさせながら今年の柿が八百屋にデビュー
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迎え火を灯して待つや初盆ういぼんに 姿も見たし声も聞きたし
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四百歌詠みも詠んだり駄歌ばかりまだまだこれから秋冬あり「今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
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AMのラジオの微妙なチューニング邪魔するなモスクワ放送!/題『怒り』 
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人生に『卒業』などありもせず行ってみたとて白寿の祝い
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夜の校舎壊された窓ガラス片付ける身にもなってみろ!おい!/題『自由律な怒り』
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盗まれたバイクSNSで探し回る身になってみろ!おい!/題『自由律な怒り』 
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パンケーキ小洒落て呼んでいるけれど普通のホットケーキじゃんかよ!/題『身も蓋も無い』
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フラッペと小洒落て呼んでいるけれどただのアイスクリームじゃんかよ!/題『身も蓋も無い』
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カヌレとか小洒落て呼んでいるけれど要は一口ケーキじゃんか!/題『身も蓋も無い』
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ヴィトンとか小洒落たバッグ持つけれど所詮はただの袋じゃんかよ!/題『身も蓋も無い』
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魔女宅まじょたくのジジのスマホのケース持ち君に褒められ有頂天とかw/題『ポエマー』の思い出…
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友を待つ浴衣姿の少女居て 青春濃くする夏のお祭り
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生くるため固き葉を食む牛たちの四つの胃による反芻の妙
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幾重もの役割捨ててここに居るふるさとの夜は我を抱けり
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焼肉を食い終わってから魔物が囁く「デザートに小さめのケーキはどうだ」
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日焼け止め みんなの柔肌守ってあげて! あとはお腹の痛みとかもさ
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「ください」といえば許しを得られると教えた世界の甘さ恨みな
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悲しいと言えるあなたの素敵さを少額寄付では守れぬけれど
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花びらに触れるが如く口づけを信号待ちで夢に見た夏
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茜さす紫帯びた躑躅色つつじいろ リアーナみたく唇にのせ
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雨音に耳そばだててエアコンを切り窓開けて夜半の風浴び
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毒舌な友達に今を打ち明けて 優しさに触れてひとり泣く夜
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ただ「夏」と呼ぶにはあまりに容赦ない この毎日が秋を運びぬ
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