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文月が出づるけへども短たひ思ひわびても雲路邪魔をすふ
5
すれ違う 私の地元から帰る浴衣が教える 花火の終わり
9
あいじょうの じゅうまんしてる あのひとは せんいしつたらず でないでこまる
7
トランプは 帝国の王 独裁者 属国臣下 貢ぎ物 招ず
11
今日よりもまだ暑い日が来るのなら大暑などとは名乗らんでくれ
7
パリ倫敦 高緯度欧州 いしづくり さむさにゃつおいが クーラーないよ
16
のぼりざか つらいじいさん 電︵動︶チャリは とうにょうなので オアズケでうんどー\糖質制限 できるだけ運動 修正。
8
潜性の因子ばかりが吹き溜まる第八連鎖群の短腕
5
オホーツクの町が軒並み猛暑日と逆立ちしたか日本列島
29
打ち水の 水道料金 つかわずすんだ クーラー代 てんびんにかける アホの夕暮れ
14
いちいちいろいろいうと大変な目にあうからと黙ってしまう
17
ねむいほどねむれずにいる現象も転覆病と言っていいかな
7
何気なく犯した罪は 罰となり 自首絞めつける終わりなき
刑
(
たび
)
7
日が経てば 1年すぎて 気づいたら 実家で暮らし 犬と寝ている
6
なんかさ〜、ずっと楽しく遊んでて、これでいいのか不安にもなる
3
冷やされる 犬、わたし、祖母 エアコンの無い家だからきゅうり食べる
8
夏空 白のシャツ着てまるで雲よ 流れるような彼の残像
7
テーブルに琉球ガラスの箸置きの光うつって吾子待つ夕べ
23
3等分 幸も不幸も平等に 分けるのならば揃って地獄
11
踏みしめる砂の熱さに耐えかねてステップを踏む無様なダンス
8
区役所に住民票を取りに行き行ったついでにざる蕎麦を食う
9
炎天下 亀が日なたで甲羅干し さぞ暑かろと大暑の午後に /
37
℃
26
錆びついた南部鉄器はもう家族毎朝火にかけ妻が飲む白湯
17
トキメキを 夏のせいにし 雲を見て 熱を孕んで 君に
眩
(
くら
)
んで
9
老夫婦なぐさめあったり笑ったり大学病院の待合受付
17
娘らの 盆の予定が LINEに入り 赤丸つける 次月の暦
22
花束も受け取らず羽田から翔んだキミへ勝手にしやがれを聴く今夜
8
疲れたと泣いた小さな君の背に空から星が一つこぼれた
14
山の
端
(
は
)
に夕陽を抱く
雲入道
(
くもにゅうどう
)
ランタンいろのものかなしさに
21
歯ぶらし手に描け今日も明日もその先もまっしろの
歯
(
は
)
なまるを
6
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