こめかみの内がやかまし黒い虫根こそぎすべて歌よ殺して
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子育てを楽しむSNS眺め 羨ましさと後悔の嵐
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夏だから 不思議生き物パラダイス マジでなんの虫なんだこれは
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悔しいね また生まれたら 薔薇になる やっぱりやめる もう生まれない
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紫の滝かと見えて川の面に咲きかかりたる岸の藤浪
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生意気だ 浴びせる罵倒 食らえども 四十過ぎた身 何様と反す
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草いきれ 香りを感ずる 五月道 灼ける熱波に 夏来る予感
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鯉のぼりアーティストはいつの世も人々に愛されし
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屈原さんどんな人だったんだろう古い詩人としてしられているらしい
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子供の日アーティスト屈原さんを慕んだことが始まりだった
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こどもの日何をするのか尋ねられ魂型の餅食べるべさ
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連休と いふ名の魔法 かけられて 人は行き交う 西へ東へ
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こどもの日エビフライ揚げ鯉のぼりにしパクパクパク
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連休と無縁に働く人々に支えられてる黄金週間
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9年目 そういやわれまだ標準語 べつに単なる慣れの問題(イントネーションは神戸弁かも)
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年一回 ばらいろピンクに爪を塗る あまり濃い色も似合わぬもので
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ベランダを泳ぐ可愛い鯉幟 親の想いを一身に受け
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わがたち いっしょうけんめい ゴハンたべ いっしょうけんめい いきているんだ>こどもの日に
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鯉のぼり 10メートルもあるやつは ねこが何匹入れるだろうか
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湯に浮かぶまではと生けて棚の上天井突き上げ青い葉菖蒲 /端午の節句により再び
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玄関のミニチュア飾り金太郎兜磨いて端午の節句
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お祭りの手伝いする人数多あまたいてみこしに乗らぬ人の尊さ
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10年ぶりの再会は 途切れた記憶の再編集 ビールも進む初夏の陽気
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移りゆく季節とき映す樹の下陰したかげに祭り太鼓の音忍びきて
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爺と手をつないだ孫はすくすくと テニスの打球夏日をつらぬく
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足元と頭上にひろがる星空を夢の外まで連れていこうか
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万感のラストを少しでも長くCSにさあ朝山正悟
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特に邪魔されない気楽いいねには冷たくされているエレジーだ
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勝ち過ぎに一方的で不愉快になる友達じゃないライバルじゃない
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0めに見し0みと二人で0んがわに0 わって眺める0く月の月 (折句 )
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