多種多様 十人十色 様々に あなたはあなたの 色のままで
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「普通」という 檻の中で 生き耐える 出られたら楽 かなとも思う
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何年も境界を引けないまま夜はふける 憎悪と執着マーブル模様
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戯れに呟きてもまだ応え無く 鳴かざりし鳥を 眺む夏の日
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好きも嫌いも軽くなった世界で カメラ越しに振り撒かれる愛よ
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ひとときの輝き見るたび 常削る 心を亡くし銭も無くし
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電気消しベッド戻るとき 床にいる ねこ踏まないよう すり足で戻る
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ねこ母をフミフミで起こす術おぼえ ねこ朝ゴハン 今日も1時半
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名作を見た翌朝の台所。 卵焼き焼き。 センチメンタル。
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減りゆかぬ 課題に埋もれて 時計見る もうシンデレラも寝る頃だろうに
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純粋な楽しさなんて小3の夏休み以来感じてないかも
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遅ればせ秋の気配の朝夕にシフォンブラウス似合いの婦人
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長文にすべきをあえて短歌にし、誤解されてもまあ仕方ない
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紫の煙がピンクに見えた 副流煙越しの君が好きだよ
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つまらない大人になった 淡々と見つめる先で花火弾ける
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裾が濡れると言うのも聞かずに波に足浸す君が欲しくなる
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一歩踏み出そう そんなことくらい分かってるんだ 分かってるんだ
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抑制が美徳じゃないと私たち知ってはいても今日もこんなだ
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美味しいの あなたの淹れた コーヒーが その一言ひとことで 騙されている
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人類は カルバンクラインの パンツ履け 香水は マルジェラにしろ
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祖母が言う バラが好きなの それよりも  それ見る夫の 横顔が好き
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人と人 支え合っての 人ならば  独りの私 人一人未満
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真ん中を行く人 僕は掘って行く ここでさよなら、地球のみんな
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六歳の 息子と祖父が 肩並べ  見せてきたのは 二本の抜け歯
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偶数は割り切れる 奇数は割り切れない あぶれているのはわたし
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私にとってのカワイイを否定され続けて今に至るのです
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怒ったり泣いたりスタンプ忙しい 母に愚痴りたい試合の結果
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影縮み長き夜が始まれど 隣の君は夏より彼方
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ぐったりと閉じた瞼の向こうだけ灯る「error」と「game over」
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大きめのボールくわえて走るねこ ひとりサッカー?バスケかもしれぬ
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