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ありふれた日々を愛しく思うのは いつの日にか別れが来るから
12
八月は こうも長いと思い知る
草臥
(
くたび
)
れ果ててパフェの夢見る
19
悲しみを悲しみつくせ?フロイトに 中指立てて誤魔化すぜ明日
13
処暑かいな 言われてみれば朝晩の風はしょうしょう涼しくはあり
23
長針の 早くも遅くも ない程の ゆったりとした 生を生きたい
13
堕つ椿 それはさながら 水死体 紅の華 波の成すまま
6
パープルちゃん 花の名前も分からねど たしかにここも 我が家なのだと(ただいま)
16
てくてくと 歩くカラスの 一匹に ちいさな影が ついて来ている
20
季節感 麻痺する程の 猛暑日の 暦の処暑は もふ既に
今日
(
けふ
)
27
日常が一番嫌だ缶ビール二本飲み干し今日終わらせる
17
休日の 楽しき午後の まどろみに やわらかく抱かれ 幸せの夢
13
今日も今日とて親にシャーッと威嚇する 離れたところに行きたい
8
自分でと開けたいぐずるお年頃 力が足りず吹き出るラムネ
13
夏の
児
(
こ
)
が ピンチ背負いても笑顔みせ ただ頑張れと呟く胸熱く
10
﹁別れたい﹂口つく言葉見透かされ伸ばす指先また絡ませる
15
通り雨 きらきら光る 雫にも 潤い感じ 暫しの涼風
29
帰京して 夫婦別姓 はんたいの幹部いる党 みらいはあるか
15
今開く十年越しの単語帳 後ろの方は新品のまま
12
欧米のカップル単位の 行動は なんかのエクスキューズ 同調圧力 \キリスト教敵なジェンダの言い訳か 父母子二人が一世帯とゆう時代性
11
熱風や桜の
枝垂
(
しだれ
)
すり抜けて 大樹の幹も木陰で涼む
19
あるーちゅうの はじめの いっぽは なつやすみ しょうがくせいでも 泡はのますな︵ビールの︶
14
変色を はいだきゃべつは ちいさくて ベーコンにんじん 小鍋でポトフ
21
レモン水飲み干す前にアワアワのたくさんの粒を描きとめたい
10
葡萄棚
吾子
(
わがこ
)
抱き上げ 昔日の母と私の写真のようで
46
夜の分とっておこう十分のいくつになるか数えつつ詠う
9
名人を真似してみても雰囲気で何のことやら意味伝わらず
12
おつカレーの会など終えて 「また来週」
竹馬の友
(
おさななじみ
)
とは まこと良きもの>転居祝い・そのいち、キーマカレー
18
ゆらゆらとクラゲみたいに揺れて
生
(
い
)
く 漁の網には掛からぬように
17
「あの星に連れてってあげる」地球暦百億年のある夏のこと
8
きみが吐く言葉が端から死んでゆき 私の中で吹き返す息
8
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