手を引いて 連れ出す先の さざなみが 夢の岸辺で さらさらと鳴る
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この時間 ポテトチップス 太るよね 明日から痩せる 何度目なのか
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お弁当に箸が付いてこなくても 何も思わないくらいは穏やか
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魔法より努力の方が確実で成果が上がる 夢はないけど
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溶けぬようきっと急いで来たのだろうラベンダーアイス食べ頃で着く
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手土産に美郷雪華のルームコロン息子はとても女子力がある
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インスタで見てたし感動薄いけどね 戻りし友へ ラブレボリューション
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ケーキもって 両手でもって がたんごとん くずさぬように リュックサックもってくれる君
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公園でキミの作ったお弁当 パックのままのプチトマト付き
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ちょっとした 温度の違い 1度いちど2度にど その差で今日は 半袖はんそでデビュー
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八日ぶり 「お疲れ様」の四文字で こんなにほどかれるものなのか/ゲ|ムチャット
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60秒のニュースに収まってしまった彼の人生を想ふ
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背ネームのたった十文字がわからない センスないねがすでに聞こえる
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ネクタイを巻いた皇帝ペンギンと夜の都庁で最終面接
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飲み会で狙うは端のソファー席 「抜け出そうね」と魔法の言葉
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波のない日々を目指してきたけれど乗れたら楽しい気もしてきたな
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「あいねこか」言いたい言いたい よくわかる「愛猫家あいびょうか」には違和感が有り
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七夕に どちら見むやぞ 綴るべき 砂漠の百合か 地獄の蓮か
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冷めきった コーヒーが残る ぬばたまの[枕詞] 夜の匂いは 酒と煙草の
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いとしいものを見るような目をしていたくせに何度も裏切るのね
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「ゔぇ!?」って君の前で変な声出しちゃった 穴があったら埋まりたい
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夕暮れの公園散歩珍しく息子と娘揃って嬉し
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すし詰めの巣箱に育ちぬ雛たちは巣立つ日いかに大空に舞ふ
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ほんのりと 灯りを照らす 部屋の中 月が教える 日の予定を
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家族との幸せな時間とき過ごす時 貴方は静かに姿を隠す
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「じゃあね」と言えずモジモジ27歳三男 そのきっかけを待っている32歳長男/笑
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入学はあなたと私がおさまった巣立ちの写真はあなたとあの子
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せんえつに過ぎることとは知りながらお地蔵様を兄と慕いぬ
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何色を混ぜてもおれは黒なんだ言い張るあなたに注ぐ白色
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風呂上がりスプーンを咥え冷凍庫 アイスがなくてレディ呆然
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