かき氷食べに行こうって煮えたぎる鍋の前で言われても草
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独り漕ぐ 単独ライドで 県境へ 君と同伴 還って来るかな?
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懺悔して そこから何処へ生きるのか 罪は罪詰みだろ 落ちるよ地獄へ
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君といて 盲目の手を掴んだの あれは「偽善」だ 彼にはわかる 
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暗くなるだけで寝れると思うなよ 哲学者らが枕に住んでる
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他所者は排斥せよと声高に言い募る者もまた他所者で
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久々に じっと見つめてみた君の 目に射抜かれて 手も繋げない
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こころを 君からにゅうか入荷し 油混ぜ にゅうか乳化できれば ドレッシング 一体 となる
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鳥の声 車の音と 息の音 あゝ僕はただ 生かされてゐる
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今世に 生まれた縁も たけなわに 一緒になると 分かっていたみたい
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白球を追いかけている人たちを横目に独り下校する夏
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目と心 趣味に夢見る未来まで 同じところが ただ愛おしい
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また今宵もエアコン無しで平気さと夕暮れの風涼やかに告ぐ
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半日ぶり連絡ついて一安心 あやうくまたまた熱中症未満>母
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イライラを 6秒待って深呼吸 あと何年だ 血管切れるわ
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空と街 光が溶けて 混ざるとき 空コズミック 春はファンシー
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北の地のなじみの景色の短歌うたに会い 望郷の念懐かし人たち
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蹴り蹴られ殴り殴られまなうらに奔るオリオン北斗七星
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こぼれ出る愛想笑いのその先は つい言い訳と自己嫌悪ばかり
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義母ははからのアスパラ今年も届きたり 茹でれば香る北海道ふるさとの初夏
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好きな人に告白できた それだけでただそれだけで幸せだった
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永遠も半分が過ぎ思ってた大人になれず。笑いじわなり
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病院の跡地は草に覆われて入道雲は立ち上ってく
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紙よりもうすいマインド引っさげてサーティワンに毎日通う
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最近ね、好きなマンガの打ち切りが増えてきた もう、少年じゃない?
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3時間壁見つめたりうたた寝しやっと診察5分で終了
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雨が降る 足元悪く 腕を組む ひとつの傘で ふたつ影あり
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六月を 好きになりたい 梅雨ありて 祝日なくとも 生まれ月だし
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じんわりと 身体の芯を 蝕んで 動く意欲を 奪う梅雨空
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つらいとか言うより幾分マシだろうあなたの名前を呼んでみている
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