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泳ぐ子の頭上を過ぎる赤とんぼプールじまいの余韻を残し
11
蒼き蝶フジバカマ咲く山里へひらりと降りて羽を休めむ
19
「要するに」と言いつつずっと語ってるきみの思いのたけ 天の河
10
誰もいないエレベーターが好き きっと、空の先まで昇ってくれる
15
朝イチの美しき声はキミだった! ひょいと現る小さなコオロギ
40
涼求め 体温を床に残しつ 寝場所を換へて 夏を越す
老犬
(
きみ
)
31
人生で 妄想時間 控除せば 有効稼働 いかほどか
14
瞬きの 前後で世界は入れ替わり 泣けるつぶやき 見た気がしたのに
7
一瞬いい?って永遠という意味で言ってるのだろうかランチタイムに
3
ラッキーの7を四つも揃へたる(自販機で缶ジュース一本無料) ねこ母の引き ハガキきっと来る!
14
コンテンポラリーと思う近頃は届く訃報のあの人この人
10
夕餉あと子だけで過ごす時間ふえ散歩はじめる妻伴ひて
14
肉体は乗り換えられぬ乗り物でオーバーホールかカスタマイズで
13
隙間にて腹がつかえて動けない壁破壊して夢から覚める
8
震災と介護を
経
(
へ
)
ましてパジャマよりむしろ落ち着くラフな部屋着
寝
(
ね
)
/ゴミ出し位は○が基準
18
あなたがあまりにも風上で堂々としてるから私は荒野を歩いたりする
6
満月と 涼しき風に 守られて グッスリ眠る 秋夜に感謝
9
終の夏 濡れそぼる羊歯 かき分ける 雨音だけの森 水の
惑星
(
ほし
)
ゆく
6
目いっぱい季節の風を吸い込んで心に纏わす空調服
12
顔面がドロドロになり落ちていく顔だけ透明それもいいかな?
5
太陽は夏を制する
大スター
(
ストライカー
)
地球はボール「ボレーシュートだ!」
7
とりがなく 黒に雪あり たんちょうに 東風こそ吹かば
北海道
(
きたかいどう
)
5
濃い顔の上司に頷く塩顔のイケメン話を前のめりに聞く
7
柝の
音
(
ね
)
鳴り
帳
(
とばり
)
上がるも引潮の 悲喜定まらぬ幕間の妙
13
十六夜に 悲しみのパス蹴り出せば ゴールキーパー彼方より来る
13
キャンプはね、やったら楽しそうなんだけどね。 世界はやったら楽しそうでできてる
3
「半分こ」と捧げられたどらやきが 君との日々の幸せな断面
8
朝夕にデイ送迎車行き交えり老い人多き坂道の町
32
頑張って肉や魚に喰らいつく大豆はいっぱい食べているけど
8
触れたくて、なのに視線も合わなくて。ああ今日はそう、夏が終わる日。
8
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