「さよならね」なんて言葉はドラマだけ ほんとの別れは 美・サイレント
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雨に愚痴「しつこいぞ」とて降りやまぬ てるてる坊主も 苦笑いして
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見上げればまっすぐ顔に赤とんぼ真上から降り睨んで去った
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午後雨と もっとごうか皮剥いて鮮度あるうち吊るか柿の実
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「私もさー、体育苦手笑!」信じるの小3くらいでもうやめました。
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秋めかし金木犀の香る風 芳香剤と一蹴されたり 
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キイキイと声高々に揺れて鳴くぼくを飲み込む電車の継ぎ目
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『そんなもん』 人に諦め妥協する。 そんなやつが良い人だって?
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なんだかな 忘れられそな 誕生日 自分で買った モンブラン2
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職場まで 全部信号 青だった たったそれだけ 今日は最高
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離婚後は父と同居す子供たち母は悪だと言われてるだろう
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山裾の 古寺に来て秋に会う ゆっくり紅く成りゆくモミジ
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毎日が 穏やかであれ 祈りつつ 職場環境 戦場と化す
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お金ってあれば揉め事起こるから武器が無ければ戦争も無い
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いつからか走らなくなりいつの日か歩けなくなる動かなくなる
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5分ほど 出遅れた我のためだけに ガーッとうごく エスカレーター(駅)
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「はい、これ。」とおぱんちゅうさぎのキーホルダー 通学カバンにつけようかしら
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なるべくは平和な毎日過ごしたい そうはいかない人生もあって
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日曜日町内対抗運動会 考えただけで震えあがるし
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秋寒あきざむ明日あすの天気に悩まされ 冬の支度したくはまだたたまれたまま
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嬉しきは 丸く刈られた 山吹に 一つ二つの 花を見る時
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会えないと心の奥がきゅんとなるあなたを想う夜のはじまり
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秋風に 吹き飛ばされし 雲の間に 思わず息のむ 三日月あらわ
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今はもう 半分忘れた 思い出の 恥ずかしい方だけが 残っている
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秋祭り 長い鳥毛とりげに 難儀する 健気な姿に 御花おんはな包む
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過去のこと気にするあなたの現在地点はどこにあるんでしょう
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意味のないものは嫌われ空白を埋めてくように建てられるビル
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世界史をぐしゃり丸めて投げ捨てた青い紙屑は軌道を逸れて、
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ものすごくどうでもいい話ですがまばたきは三秒に一回
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道をゆく見知らぬ人を風よけにできる背のこと嫌いではない
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