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君たちは信じてくれというけども背中の影は隠れていない
8
シワリクのなかを歩く小さな人となり ヒマラヤ閉じ込めた風の透明を見る
5
リップル砂を横断する指先 世界となり ただ二人 反射して
4
ミニスカに 学生風のトップスに あの店 よくぞ飲ませてくれる(笑)
15
本番を三日後に控えた風邪引きに 我取り乱し大根かじる
21
見切り米 半額処分に 飛び付くも 見切られてなお 高く感じて
24
阿弥陀様どうか愛馬を導かん馬群を割って勝利の道へ
17
八本の腕に見惚れるくすの木に「エイタム」などと名付けてみたり (ヘブライ語で「隠れ家」)
18
横文字の会社敷地に邸内社散歩の
途
(
みち
)
で僅か驚き
9
やわらかな 陽ざし差し込む 窓際で 予報外れて じんわり嬉し
24
チャリに乗り詩を紡いだ樹々小鳥だんだん友達増えてくようで
20
鼻も目も 声までやられ 無理やり歩く 健康のため
5
キンキンに 冷やしたビールの 横にある ジャスミン茶を 俺は飲みたい
7
短歌詠む机の上は白黒で出来ているんだ 目を光らせる
3
残月を捕まえんとし上昇す 白き巨人の手の形の雲
26
焼肉屋 ワンコインクーポンで もつ鍋よ 何飲もうかな ここはハイボール?
15
手術後の院内感染父コロナまさかの坂をひとはのぼれり
15
恐ろしい男が通りで騒いでる みんなの見る目が恐ろしくする
5
母伏して 徹夜付き添い 入院し 『帰りたい』との 母を説き伏せ
33
見るだけで満足だったあの影を 今は見るのがとても苦しい
10
そのひとがキーホルダーをつけるとこ想像したら愛まで行けるぜ
6
切なさが 思い出を超える 昼下がり ニーノ・ロータの 旋律が舞う
17
メタファーをまぶしてまぶして三度四度 現代短歌出来たかしら?
9
冬の田に降り来る鳥は姿変え孤高の鷺から白鳥の群れに
19
三十年ここで寝たんだ このベッド
主
(
あるじ
)
無き部屋 淋しさつのる \ ようやく独立!
47
塩かしらスープカレーに足りぬのはも少し美味しくなれるはずなの
25
いつの間に 車内ダウンの 人だらけ ブレザー1枚 JK潔し!
15
薄暗き早朝散歩のお供にはヘッドライトとネックウォーマー
18
金色のイチョウはまだまだ落ちもせず辺りを明るく照らすかのよう
19
ぐずる吾子の
鼻汁
(
はなじる
)
啜りし 母の愛 知らぬと嘯き 子は逞しく
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