カピバラの露天風呂にはいっぱいの柚子の実うちにはひとつ浮かんで
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夫好きな小豆たっぷりかぼちゃ煮を供えゆるりと吾は柚子風呂へ
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たのしみは『独楽吟』の五十二首をAIとともによみとく時々
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指切りを解いたあともぬくもりをクリスマスまでお忘れなきよう
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夕間暮れ 公園の時計台の上 わらべを見守る如く 寒鴉かんあ
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車内には 優しきハンドクリームの香り漂ふ 冬の通勤
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クリスマス 予報は生憎あいにくの雨天 翌夜は居間で 聖夜を祝ふ
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山の端にまだ色残る冬茜薄雲かかり霞む三日月
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パピー( PUPPY LINUX)入りのUSBを挿し込めば医局のパソコンも自分仕様に
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灰の雪 心の窓を曇らせて 冷える胸中いつ温まる
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ひだまりに眠る小猫のひげが揺れ厚着の天使を部屋に招けり
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すれ違う誰の背中にも宿命の隠せぬ痛みが滲む夕暮れ
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ありがとうの意味を込めて 我が傍に 言葉代わりに 寄り添ひぬ猫
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子供等の帰省の予定がずれ込んで ホールのケーキどうすんのコレ
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選り分けるてのひらの上の黒大豆 酷暑の夏を二人語らう
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てのひらに落ちては消える粉雪が戀のはかなさ教えて過ぎぬ
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立ち塞がる城壁のような霧の壁 首都消失ごっこで突入
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忙しなく予定を埋めて 冬季休業(ふゆやすみ)待つ間の空の蒼き冷たさ
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サンタへの手紙を 枕元に置き 朝を待つの 在りし日のイブ
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気を使い 空気を読んで 疲れ果て 好かれもせずに おいらは二十歳
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夕暮れの空を切り裂き怪獣のビームのごとく飛行機雲行く
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シャンパンを交はす つま 新婚のクリスマスイブにも この居間で
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「年寄りのクリスマスイブだからね」とローストチキンをほぐしをる妻
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カリカリとポッキーの如頭からししゃも食む曽孫ひこ四才男子おのこ
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贈る立場でも嬉しき クリスマス 子の笑顔こそ 良きプレゼント
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クリスマスケーキ切り分け母の前 はしゃぐ笑顔に心が弾む/介護
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せわし朝 されど寄り添ふ 愛猫の スキンシップに 元気貰ひぬ
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待ちわびた 本が届きてうきうきと 開いてみれば「前、買ったヤツ」
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春の如 さき淡桃うすもも色の花 咲きぬ寒桜の クリスマス
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老い集い夫に望むプレゼント ただ「ありがとう」の言葉が欲しい 
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